Googleは Books, Analytics, Latitude, Prediction, Tasks, Translateなどの発見可能なAPIを提供するサービスへのアクセスに使うことができる .NET APIs Client Library をオープンソースの形でリリースした。
Googleは APIs Discovery Service を Google IO 2011 で紹介したが、彼らのサービス用に提供されている他の API と、プログラムでやりとりするのに使うことができる。これらのサービスには、どんなサービスが使えるのか、どのようにそれらが定義されているのか、メソッドやパラメータ、インラインの関連するヘルプドキュメント、利用できる OAuth 2.0の範囲を発見する機能を含む。APIs Discovery Service は、APIs Client Libraries を作成するのに使え、開発者は他の言語からそれらのAPIにアクセスできる。Googleは、APIs Explorer と API Support Plug-in for Eclipseを作成した。
Googleは、 Java, Python, PHP, Ruby, そして最近 .NET用のAPIクライアントライブラリを公開した。それらは全て、アルファかベータリリースである。.NET APIs Client Library によって、開発者は、C#プログラムからGoogleサービスを呼ぶことができる。 ソースコードとサンプル がオンラインで入手できる。ライブラリに含まれるGoogleサービスには以下のものがある。 APIs Discovery Service, Books API, Buzz API, CustomSearch API, Diacritize API, Enterprise Audit API, Google Analytics API, Google Latitude API, Google Site Verification API, Moderator API, Page Speed Online API, Prediction API, Search API for Shopping, TaskQueue API, Tasks API, Translate API, URL Shortener API いくつかの他のサービス、例えば Blogger, Calendar, Picasa、YouTubeは、GData .NET Client Library によってサポートされる。Googleが将来GData APIを発見可能にするかどうかは、興味のあることである。
いくつかのサービスは認証を必要としないが、認証を必要とするサービスは、OAuth 2を使ってアクセスできる。これは、Microsoftのプラットフォーム向けのオープンソースのOpenID, OAuth, ICard用ライブラリである、DotNet OpenAuth の上に作られている。クライアントライブラリもまた、APIライブラリの強く型付されたバージョンといっしょに動くことをサポートしているので、IDEで使うのがより容易になり、そしてコードを確実にもっと堅牢化するために、コンパイル時に様々なチェックを行うようになった。
.NET APIs Client Libraryは Microsoftの.NET Framework 3.5、4.0 、Visual Studio 2010 そして、Mono 2.6.7とそれ以降、MonoDevelopで動く。Googleは Windows Phone 7 や Silverlightのサポートを追加する計画で、後者は開発が始まったばかりである。