ザックマンフレームワークの考案者であるJohn Zachman氏がエンタープライズアーキテクチャに対するクラウドコンピューティングの影響について記事にしている。とりわけ、クラウドという破壊的で人気のあるアーキテクチャがどのようにして効果的なコスト削減方法になるのか、記事に書いている。
エンタープライズアーキテクチャを使うことで企業は複雑さや変化率の増大にの増大に対処できます。 [...] エンタープライズアーキテクチャが明確に存在していて、かつ正確に設計されていれば、企業と/その企業の形式主義(つまり、その企業のシステム。自動化されているかどうかは問わない)を最小限の時間と最小限の混乱と最小限のコストで変えることが出来ます。
記事によれば、調整が必要なのは技術とエンジニアリングのパースペクティブ(ザックマンフレームワークの4行目と5行目)だけだ。
[...] エンタープライズアーキテクチャがリポジトリに保存されているのなら、そのような変化をシュミレートしてから、ビジネスを邪魔するような裂け目や非機能性を導入することなしに実際に作業することができると思います。
氏は、エンタープライズアーキテクチャが正確でない場合、複雑さや変化を制御できないと警告している。氏の考えでは、エンタープライズアーキテクチャを分断し、エンタープライズアーキテクチャが正しく配置されていない企業に対して忠告を与える技術という点においてクラウドコンピューティングは、最後のイノベーションではない。
[...] “クラウドコンピューティングはエンタープライズアーキテクチャにどのような影響を与えるか”という問いは正しくないのかもしれません。もっと適切な問いは“企業(または企業の一部)を構築する上で、クラウドコンピューティングは役に立つだろうか。どのようにすればリスクを最小にし便益を最大にできるだろうか。”
氏は、クラウドコンピューティングや未来のアーキテクチャパラダイムやソリューションなどの技術に混乱されることなくエンタープライズアーキテクチャに対して長期的な投資をすることを推奨し、記事を締めくくっている。
企業の知識ベースであるエンタープライズアーキテクチャはこの情報化時代において、企業の生存能力や成功にとって最も重要な知識の優位を生成します。
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