昨日のJavaOneにおいて、Apache Software Foundationは、Apache TomEEをアナウンスした。Java EE 6 Web Profileは、Apache Tomcat、Apache OpenWebBeans、Apache MyFaces、Apache ActiveMQ、Apache OpenJPA、Apache CXFを積み上げたものである。以前は、Apache Tomcat + OpenEJBと呼ばれていたが、他のJava EE実装を含む意味でApache TomEEに変更された。
Apache TomEEは、GlassFish、JBoss、Apache Geronimoのような他のJava EE実装に参加し、たった6つしかない認定されたJavaEEエンジンのひとつである。Apache TomEEのメリットとして、以下が含まれている。
- サイズ:Web Profileすべてで24Mb
- メモリ使用量:ほんの少しだけで、デフォルトからメモリのアロケーションが増えることなく、TCKをパスする
- 機敏さ:組み込みモードで実行しているときは、2~3秒のサイクルでスタート/デプロイ/テスト/アンデプロイ/ストップを行うことができる
- 既存のApacheプロジェクトの上にオープンソースで実装されている
このような小さいサイズと組み込み性は、少量の大きなインスタンスよりも、小さなシステムを大量に実行するようなケースのときに、クラウド環境での実行に適している。ApacheのECである2t1.micro、m1.small、m1.largeの32ビットイメージははすでに認定されており、64ビットの認定は近い将来の目標である。
Apache TomEEの情報は、http://openejb.apache.org/のApache OpenEJBのプロジェクトページで見ることができる。現在、ベータリリースであり、すでにダウンロードすることができる。