BitBucketを買収して1年、AtlassianはこれまでずっとサポートしてきたHgリポジトリに加えて、BitBucketがGitリポジトリを提供することを発表した。
ブログから明らかなように、これはBitBucketがMercurialから離れることを意味してはいるわけではない。今年Google CodeがGitをサポートすることに決めたように、人それぞれ好みのバージョンコントロールシステムがあるということだ。Atlassianはできるだけ広いマーケットシェアを獲得するために、BitBucketも(Subversionと同様)Gitリポジトリホスティングに乗り出し、分散バージョンコントロールシステム界に影響を与える必要があると考えたのだ。
BitBucketに作成するリポジトリはHgベースにするかGitベースにするか選ぶことができる。今のところリポジトリの変換ツールはないが、リモートのSvn、Git、Hgリポジトリからのインポートツールがある。これを使うことで、別のタイプのリポジトリからBitBucketがホストするリポジトリにインポートすることができる。
Atlassianは、これがGitHubが2010年7月に達成した100万リポジトリと(最近達成した)100万ユーザ(GitHubは2009年7月に10万ユーザを達成した)に一矢報いることになることを望んでいる。BitBucketは買収時点(2010年9月)で6万ユーザを抱えていたが、それ以降、公式なデータは発表されていない。
分散バージョンコントロールシステムには将来性があることは明らかだ。そして、あなたの好みの分散バージョンコントロールシステムが何であれ、BitBucketはあなたのプロジェクトをホストできる場所のひとつになるだろう。