10月12日IBMはニューヨークで同社が次のように主張するサービスを発表した。
すべて企業クライアントのために設計された業界で最も先進的なクラウドサービスでありソフトウエア
2012年末までに2億人のユーザを支援して、アプリケーションと業務プロセスをこの新しいクラウドサービスプラットフォームに移行させるのが目標だ。特に、自分たちでクラウドを構築したり、IBMがホストするSmartCloudを利用したいと考えているソフトウエア開発企業にはこの新しいクラウドはひとつの選択肢になるかもしれない。
開発者やアーキテクトにとってのPlatform-as-a-Serviceの利点とはクラウド向けアプリケーションを直接開発できることだ。従って、インフラの複雑な問題に頭を悩ませずにアプリケーション開発だけに集中できる。競合にはMicrosoftのWindows AzureやGoogle App Engineがある。機密性の高い情報やサービスを他の企業が運営するクラウドに配置するには信頼性の点で問題になる。IBMからインフラを購入してクラウドを構築するというのはひとつの現実的な代替案になるだろう。さらに、多くの企業は、IBMは大規模、中規模のミッションクリティカルな開発の経験が豊かなベンダだと考えている。
IBMによれば、
IBMのSmartCloud EnterpriseとEnterprise+上でアプリケーションサービスが実行できます。このプラットフォームは企業の業務に耐えられるように設計されており、ビジネスを中心に据えたサービスレベル合意を提供します。
IBM Cloudのポートフォリオ全体は下記によって構成されている。
- 新しいPlatform-As-A-ServiceソリューションであるSmartCloudアプリケーションサービス
- SmartCloud Foundation。顧客が独自でクラウドを構築するためのハードウエアとソフトウエア
- クラウドを導入とクラウドベースのトランザクション管理を支援するSmartCloud Ecosystemコンサルティングサービス
またIBMはCloudストレージの企業であるNirvanixとのパートナーシップも発表した。プレスリリースによると、
IBMとNirvanixの間で交わされたOEM合意の条項の下、IBMはNirvanixが設計したクラウドストレージ技術を利用し、顧客がどんなサイズのファイルを世界のどこからでもアップロードしどこからでもアクセスできるようにします。顧客は複数の地域で同じファイルを複数回アップロードし、ファイルサイズの上限に悩まされることがなくなります。
この四半期内にベータ版が利用できるようになる。Javaとクロスプラットフォームのサポートが提供される予定だ。アメリカでIBMのパブリックなクラウドインフラと移行サービスが利用できるようになるのは、2012年の予定だ。
さらなる詳細情報はIBMのウェブサイトで確認できる。