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VMwareのCloudFoundryがPostgreSQLをサポート

原文(投稿日:2011/11/09)へのリンク

今年の始め、VMwareはオープンソースのPaaSソリューションであり、MongoDB、MySQL、Redisなどいくつかのサービスを最初からサポートするCloudFoundryを発表した。最近になってPostgreSQLとRabbitMQのサポートが追加されアプリケーションから利用できるようになり、単一のワークステーションで動作するマイクロエディションも加わった。

PostgreSQLの追加は興味深い。PostgreSQLはMySQLやMongoDBとは異なるユーザを持つ従来のデータベースとしての機能をすべて備えた製品だからだ。公式ブログによれば、PostgreSQLを提供するため、cloudfoundryは通常版ではなく、vFabricをベースにしたカスタマイズバージョンを使っている。

同じ記事でJavaプロジェクトでSpring Rooを使ったPostgreSQLの事例を紹介している。ここではSpringベースのJPAを使ったWARのJavaアプリケーションの事例を紹介する。

Springのコンテキストが下記のようにセットアップされたアプリケーションの場合、


<bean id="entityManagerFactory" class="org.springframework.orm.jpa.LocalContainerEntityManagerFactoryBean">

	<property name="persistenceUnitName" value="myJpaManager" />

	<property name="dataSource" ref="dataSource"/>

</bean>



<bean class="org.springframework.jdbc.datasource.DriverManagerDataSource" id="dataSource">

	<property name="driverClassName" value="org.postgresql.Driver" />

	<property name="url" value="jdbc:postgresql://localhost/postgres" />

	<property name="username" value="postgres" />

	<property name="password" value="postgres" />

</bean>



<bean id="transactionManager" class="org.springframework.orm.jpa.JpaTransactionManager">

	<property name="entityManagerFactory" ref="entityManagerFactory" />

</bean>



<tx:annotation-driven transaction-manager="transactionManager" />

<context:annotation-config />

META-INF/persistence.xmlは、


<persistence xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/persistence"

             xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

             xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/persistence http://java.sun.com/xml/ns/persistence/persistence_1_0.xsd"

             version="1.0">

	<persistence-unit name="myJpaManager" transaction-type="RESOURCE_LOCAL">

		<provider>org.hibernate.ejb.HibernatePersistence</provider>

	<properties>

		<property name="hibernate.dialect" value="org.hibernate.dialect.PostgreSQLDialect" />

		<property name="hibernate.hbm2ddl.auto" value="update" />

	</properties> 

	</persistence-unit>

</persistence>

このアプリケーションはこのまま何も変更せずにCloudFoundryにアップロードできる。CloudFoundryの自動構成機能のおかげだ。

PostgreSQL(MySQLや他のサポートされたサービスも同様に)はCloudfoundryの自動構成機能の恩恵を受ける。特定の条件であれば、コードを全く変更せずにPostgreSQLを使っているローカルのJavaアプリケーションをCloudFoundryへアップロードすることができる。

自動構成はSpring Coreコンテナを使っており、次のふたつの条件が満たさせると動作する。

  1. あるタイプのサービスはひとつだけあること。例えば、アプリケーションはひとつだけのリレーショナルデータベースサービスを(例えばMySQLやPostgreSQLなど)使っていること。
  2. Beanに合致する型がひとつだけあること。例えば、アプリケーションコンテキストの中にDataSource用のBeanをひとつだけ持っていること。

この条件が満たされれば、Cloudfoundryはローカルのデータベースの処理をインターセプトして、Springコンテキストに設定されている内容を無視してCloudfoundryサービスを使うようになる。

後はアプリケーションがクラウドにアップロードされたときに、vmcがサービスのバインディングを要求するので、それに答えるだけだ。

より複雑なアプリケーション向けにSpring 3.1は特別なcloud名前空間とランタイムプロファイルサポートを提供する 予定だ。

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