Twitter と Azul Systemsが Java SE/EEの JCP 実行委員会のメンバーに選ばれた。それぞれの得票は投票の 32% と19%であった。両会社とも OpenJDKプロジェクトに参加している。 Ericsson, Intel, SAPは、同委員会での信任議席が承認された。委員会に参加しているのは、 Credit Suisse, the Eclipse Foundation, Fujitsu, Goldman Sachs, Google, Hewlett-Packard, IBM, the London Java Community, Oracle, Red Hat Middleware, SAP, そして SouJavaである。VMwareが外れた。
CTOで共同設立者の Gil Tene氏は、 実行委員会で Azulの代表として参加する。彼は、「私にとってJCP 実行委員会にAzulの代表として選ばれたことは名誉なことです」と言い、更に
Javaは世界に必須のリソースであり、 実行委員会のメンバー、JCPのメンバー、そしてJava開発コミュニティの皆さんと働くのを楽しみにしています。我々はプラットフォームの改革を上流に推し進め、コミュニティの参加を再活性化することに注力します。
その他に、実行委員会メンバーはJCP内で開発するJSRを選択し、公開レビューのあとに仕様書ドラフトを承認する責任がある。また彼らは、完成した仕様書、それの参考実装、互換性テストキット(TCK)への最終承認を行う。更に、メンバーはレビューを行ない、JSRの提案されたライセンス条項に関してアドバイスを与えたり、JCP Process Documentに明記されている他のいくつもの仕事をこなす。
9候補が SE/EE実行委員会の2つの選出議席を目指して、立候補した。これは2005年以来最高の数である。下のグラフで分かるように、選挙結果は23%と低かったが、昨年の18%からはかなり上がった。最近、投票権のある人の数と投票率との間にある明らかな関連性に着目するのも面白い。
全JCPメンバーは、信任議席と選出議席の両方に投票できる。ただし、1メンバーが1ないしそれ以上の他のメンバーの過半数を所有している場合には、まとめてグループとして扱われ、全体で1票が与えられる。
実行委員会メンバーは3年任期で、毎年3分の1が再選挙となる。メンバーの幾つかは、Oracleによって信任議席に推薦されるが、選挙で投票が必要である。他は選出議席に立候補する。各実行委員会には、1選出議席当たり、2信任議席(現在、10信任議席と5選出議席)でそれにOracleが占める1永久議席がある。
現在、2つの実行委員会があり、1つが Java MEを担当し、もう1つが Java SE と EEを一緒に担当している。各実行委員会は、16の Java Community Processメンバーからなっている。Oracleは両方に永久投票議席を持っている。しかしOracleは進行中のJCP改革の一貫として、将来2つの実行委員会を1つにまとめる計画である、と言っている。
Java ME実行委員会では、2つの選出議席に対して5候補が競い、ARM Limited (36%)とWerner Keil (19%) が選ばれた。IBM, Nokia とSK Telecom が信任議席を得た。