.NET開発者が、モバイルデバイスをターゲットにしたとき、3つのAPIセットの選択肢がある: Windows 7、MonoTouch、Mono for Android。.NET Frameworkで標準化されたものが多くある一方で、単にベースクラスライブラリでカバーされていない多くのハードウェア機能が存在している。Xamarin.Mobileは、プラットフォームをまたぐAPIを標準化することで、再利用可能なコードの量が大幅に増加している。
.NETと同様に、Xamarin.Mobileは、ネイティブAPIの上にある抽象化レイヤである。OSの下層の互換性をあきらめる代わりに、開発者はそれぞれのプラットフォームに一般的な機能を再実装する必要がなくなる。Xamarin.Mobileがカバーしている範囲は、以下の通り:
- 連絡先
- 位置情報
- コンパスと加速度センサー
- ビデオとオーディオ
- 通知
リストに存在していない特筆すべき領域はユーザーインターフェイスである。以前のXimianとNovellと同じようにXamarinは、.NET/Monoで書かれた、ファーストクラスユーザーインターフェイスでプラットフォーム特有の部分を作成するというビジョンを掲げている。