Visual Studio 11を紹介するシリーズ。今回はDirectXとSharePointプラットフォームを使っている開発者向けの先進的なツールを紹介する。この新しい機能はすべての開発者の役には立たないが、DirectXとSharePointプラットフォームを使っている開発者にとっては便利な機能だ。
DirectX: シェーダ
Visual Studio 11はシェーダのサポートが改善されている。このサポートの目的はより簡単な編集としっかりとしたビルド統合を提供することだ。この改善はテキストエディタだけではない。次のリリースにはシェーダのエフェクトを作成するのに使うビジュアルデザイナが含まれる。つまり、開発者はこのデザイナを使って新しいエフェクトを作り、リアルタイムでエフェクトの変更を確認し、このエフェクトのHLSL (High-Level Shader Language)のコードを手に入れられる。エフェクトの変更は時系列に見ることができるので、非静的なエフェクトを確認するのに便利だ。
開発者が必要なVisual Studio 11以外のツールを減らすため、Visual Studio 11にはアセットビューアが組み込まれる。このビューアはコンテンツを作成するアプリケーションを置き換えるものではなく、コンテンツを簡単に見れるようにするためのものだ。開発者は.FBXや.DDSファイルを外部プログラムを使わずに見ることができる。
また、Visual Studio 11はDirectXのフレームを補足できるデバッグツールを提供する。このツールを使うとGPUに送られたコマンドの履歴を補足し、特定のピクセルの描画時に発生するイベントを見ることができる。
SharePoint
The two highlighted features of SharePointのサポートの注目すべきふたつの特徴はリストとリモート発行に関連する。SharePointのリストを変更するのに手動でXMLファイルを編集するのではなく、リストデザイナを使ってリストを編集できる。また、SharePointのソリューションがリモートのSharePointサイトへ発行できる(Office 365のSharePoint Onlineを含む)。