Oracleは、先日リリースしたOracle Data Access Components (ODAC) 11.2 Rel 4で、Entity Framework 4.1と4.2をサポートした。これにより.NET開発者は、Oracleデータベースに対してSQLステートメントをハードコーディングする代わりに、一般的なORMとLINQ to Entitiesでデータベースの操作が可能になる。
新しいプロバイダは、EFをサポートしているが、EF 4.1で追加されたコードファーストとDbContextといったいくつかの最新機能はサポートされていない。 その一方で、EFサポートから離れると、最新バージョンではいくつかの機能が追加されている。たとえば、Oracleデータベースのデータに対して、WCF Data Servicesを書くことができるようになった。ODACでサポートされたすべての機能は、オフィシャルドキュメントで学習することができる。
このプロバイダは、しばらくの間ベータが提供されている。Visual Studioツールセットを使って、どのようにOracleとEFが動作するのかを説明した記事だけでなく、開発者がこれからはじめるためのシンプルなチュートリアルが提供されている。
Entity Frameworkは、プロバイダモデルで設計されているため、サードパーティーのデータプロバイダを使用することができる。また、SQL Server以外のデータベースで実行する方法を示したサンプルプロバイダも提供されている。
Oracleは、EFでSQL Server以外のデータベースをサポートする唯一のプロバイダではなく、ADO.NETプロバイダページに、Entity Frameworkをサポートする様々なデータベースのすべてのサードパーティープロバイダのリストが公開されている。