先週、Stoos Networkというイベントがスイスのシュトースで開催された。
シニアエグゼクティブ、ビジネスストラテジスト、マネージャ、学者、リーン/アジャイル開発の実践者など、さまざまなバックグラウンドをもつ21名が四大陸から一同に会し、組織や経済全体におけるリーダーシップについて議論した。
このイベントはSteve Denning氏、Jurgen Appelo氏、Franz Röösli氏、Peter Stevens氏により企画されたものだ。
アジャイル開発の原則とDenning氏のRadical Management、Appelo氏のManagement 3.0、Röösli氏のThe Leaders Dilemaといった考えをもとにしている。
招待状には、このイベントが次のように説明されている。
10年前、17名の思想的リーダーたちが「自分で実践し他人が実践するのを助けることで、ソフトウェア開発のもっとすぐれた方法を明らかにする」というシンプルな考えのもと、ユタに集まりました。こうしてできたシンプルな考え方は「アジャイルマニフェスト」として知られるようになり、これまでのソフトウェア開発、そしてビジネスとITの関係を変革しました。この探求は、組織をマネジメントし、個人の潜在能力を開花させるすぐれた方法の必要性も明らかにしました。
私たちは、たくさんの国から、さまざまな人たち、その分野で顔の利く人、アジャイルとそのビジネスへの関係を理解している人を集めようとしています。その分野の先駆けだと見なされている研究者や著者もいます。先駆者たち、すなわち現/元経営幹部レベルのマネージャ、コーチやトレーナーもいます。今のところ、12か国から招待客が来ることになっています。私たち全員がかかわり合いを持つことを誇りに思うような人たちです。
このイベントのキャッチフレーズは「もっとすぐれたやり方があるはずだ」で、参加者はもっとすぐれたやり方を発見しようと協力し合った。参加者はイベントで議論し、さらに調査すべきトピックをリストアップした。
- ターゲットはだれなのか?
- よいマネジメントのパターン
- 何が問題なのか?
- このイベントからの期待
- 現代のマネジメントの歴史(テイラー、フォード、...)
- パワー、エンパワーメント、リーダーシップ
- 原則や基本的考え
- 活用されるべき機会とは何か?
- スパイラル・ダイナミクス
- エラスティック・リーダーシップ
- 一種のバイラル・イベントづくり
- 名前とアイデンティティ
- 潜在的な敵はだれか? だれとしっかりつながるべきか?
- 次のステップ
- コミュニケ
ウェブサイトにはこうある。
私たちは、もっとすぐれたやり方にある共通の特性を明らかにしたと信じています。例えば、組織は個人が生み出した価値を学習するようになれる、リーダーの役割にはマシンの管理よりむしろ、生きている人々の監督が含まれるべきだといったものです。
イベントを終えて、参加者はモチベーションと目的について説明したコミュニケを発表した。
このイベントは人々の関心を引き起し、LinkedInグループには250名以上が参加し、Twitterでも活況を呈した。
参加者らはさらなる参加を呼び掛けている。
一番重要なことは、直接でもオンラインでも、この活動を続けると約束したことです。課題は多くのマインドとハートを必要とすることです。私たちはあなた方の声と経験を聞きたいと願っています。
InfoQは引き続きこの活動についてフォローし、参加者によるインタビューや記事を取り上げていくつもりだ。
Shane Hastie氏。 オーストラリアとニュージーランドでソフトウェア教育に取り組んでいるアジャイルコーチ、トレーナ