Debugger CanvasはVisual Studio Ultimateのデバッガに'Code Bubbles'を導入したツールで、昨年の夏に発表されて、開発者コミュニティの多大な関心を集めた。 今週、Microsoftは新しい機能の追加と性能改善、バグ修正が盛り込まれたDebugger Canvas 1.1を発表した。
新しい特徴は、
- デバッグ中にDebugger Canvasの有効無効を切り替えられる。Visual Studioの標準のデバッガと切り替えられるようにするため
- マウスやキーボードを使ってカンバス上で呼び出しスタックを上下に動かせる
- マルチスレッドの動きを一度に見える。各スレッドは色で見分けられる
- 再帰呼び出しをひとつのバブルで見れる
- バブル内のコードを編集できる(最初のバージョンでも可能だったが、今回のバージョンではこの編集方法がデフォルトになる)
- IntelliTraceのログがカンバス上で直接確認できる(開発中に。オプションで有効にする必要がある)
Microsoftによれば、Debugger CanvasはUltimateエディションに搭載されている技術に依存しているため、他のVisual Studioのバージョンでは利用できない(以前にInfoQが報じた通り、Visual Studio Ultimateの無償トライアル版やVisual Studio Ultimateを含む無償の仮想マシンを使えば試すことはできる)。サポートしているのはVisual Basic、C#であり、C++や他の言語はサポートしない。
Debugger Canvas 1.1はMicrosoft Labsから直接ダウンロードできる。