Microsoftは64ビットバージョンのRed Hat’s Enterprise Linux 5とEnterprise Linux 6向けのODBCドライバをリリースした。このドライバはCとC++をサポートし、SQL Server 2008、2008 RS、2012とのコネクションで使える。残念ながらこのリリースには多くの制限がある。現時点でサポートされていないのは以下の通りだ。
- SQL Azure
- 32ビットOS
- Linux上のPHP
- SUSE,Solaris,HP-UXなど他のUNIX系OS
また、以下は言及されていないが、サポートされていないと思われる。
- SQL Server 2005以前のバージョン
- DebianやUbuntuなどの他のLinux系OS
Boris Kolpackov氏は他のLinuxOSで動くこのドライバのプレビュー版を入手した。保証は無いが、氏の公開するDebianとUbuntuにプレビュー版をインストールする方法に従ってインストールを試すことはできる。
このドライバを利用するための必須要件は具体的だ。特に注意する必要があるのはUnixODBC Driver Managerだ。これはバージョン2.3.0を使う必要がある。このドキュメントによれば、このドライバマネージャの場合、前のバージョンも後のバージョンもSQL Server ODBCドライバと互換性がない。
PHP向けのWindowsドライバとは違い、Linux向けSQL Server ODBCドライバはオープンソースライセンスではリリースされない。ドキュメントはMSDNで利用できる。