Power Tools for Team Foundation Serverが11 Betaにアップデートされた。このツールはメインのTFSリリースに含まれていない重要な機能を提供している。完全なフィーチャーリストはオンラインにないが、インストールされるドキュメントから以下にまとめた。
ベストプラクティスアナライザ
次のようなアクションの実行に使えるGUI付きの診断ツール
- Team Foundation Serverのデプロイメントが推奨ベストプラクティスに従って設定されているかを検証する。
- 不健全なデプロイメントの原因を特定する。
- デプロイメント設定のスナップショットをとる。
- 過去14日にストアもしくはアクセスされたデータ量に関する利用データを取得する。これには成長傾向やサイズ削減を要するであろうデータベーステーブルについての具体的情報も含まれる。
カスタムのチェックインポリシーパック
チェックインプロセスにおけるソフトウェア開発プラクティスを強制するのに使う、カスタムのチェックインポリシーの追加。
- チェンジセットコメント: ユーザはチェックインコメントを付ける必要がある。
- カスタムパス: 特定のフォルダやファイルタイプにほかのポリシーをあてはめる。
- 禁止パターン: ユーザが禁止されたファイル名パターンのファイルをチェックインするのを防ぐ。
- 作業項目クエリ: 結果がチェックインに関連して適法な作業項目だけになる作業項目クエリを指定する。
プロセス テンプレート エディタ
Visual Studioのプラグイン。このツールは、ツールメニューへのアドインを提供する。プロセスエディタはVisual Studio IDE内のTeam Foundation Serverプロセステンプレートを編集するGUIを提供する。また、プロジェクトコレクションに定義された全フィールドに割り当てられた値を閲覧するGUIも提供する。
チーム エクスプローラーの強化
Visual Studioのプラグイン。このツールはステータスやワイルドカードによりバージョン管理下にあるファイル発見をサポートし、ソース管理エクスプローラー コンテキストメニューからWindowsエクスプローラーを使ってフィルダをオープンし、ソース管理エクスプローラーにあるファイルとフォルダをラベリングする、追加のVisual Studioメニューオプションと機能を提供する。
Team Foundation Power Tool (TFPT.exe)
バージョン管理下にあるファイルとディレクトリ、チームプロジェクト、作業項目、ビルド定義を扱うのに使えるコマンドラインツール。いくつかのコマンドは実行時にGUIを表示する。
テストアタッチメント クリーナー
テスターが(自動であれ手動であれ)テスト実行すると、大量の診断データがテストアタッチメント形式で記録され、TFSデータベースに保存される。このツールはもはやビジネス観点から重要でないテストアタッチメントを(つまみ/フィルタを使って)削除するのに役立つ。これによりデータベースの空きを増やせる。
Windows PowerShellコマンドレット
このツールは基本的なバージョン管理コマンドとスクリプティングとのパイプラインおよび糊しろをサポートしたWindows PowerShellインターフェイスを提供する。
Windows Shellエクステンション
このツールはWindowsエクスプローラーと共通ファイルダイアログとのインテグレーションを提供する。これにより、Visual StudioやFoundationコマンドラインツールを実行しなくても、各種ソース管理操作が実行できる。
注意: このツールは基本的にTortoiseSVNのように機能する。ただし、“blame”のような便利な機能は欠けている。