MicrosoftはEF Power Toolsの新しいリリースを発表した。これはEntity Framework (EF)とともに機能する追加のデザイン時ツールを提供する。ADO.NETチームは数週間前、EF5はこの6ヶ月でかなり進化しており、Power Toolsは後れを取っていると述べていた。EF Power Tools Beta 2はEF5のサポートを改善するとともに、Visual Studioに新たなツールを加えることでそれに追いつくものだ。
新機能はVisual StudioのEntity Frameworkコンテキストメニューにある。C#プロジェクト上で右クリックすると次のような新しい項目が現れる。
- Reverse Engineer Code First - 既存のデータベースのためのCode Firstマッピングを生成する
- Customize Reverse Engineer Templates - adds リバースエンジニアリングしたT4テンプレートを追加する
生成されたDbContextクラスのコンテキストメニューには以下のようなオプションがある。
- View Entity Data Model (Read Only) - 読み込み専用Code Firstモデルを表示する
- View Entity Data Model XML - モデルのEDMX XMLを表示する
- View Entity Data Model DDL SQL - モデルのデータベースを生成するためのSQLを表示する
- Generate Views - プリコンパイルしたビューを構築し、それらをモデルに追加する(モデルが変わればビューを再生成しなくてはならない)
また.edmxファイルを右クリックしたときに、Generate Viewsというメニュー項目が新たに利用可能になった。上記オプションとは異なり、プリコンパイルしたModel-FirstもしくはDatabase-Firstデータモデル用のビューを生成する。
EF Power Tools Beta 2はVisual Studioの拡張機能マネージャーから利用できる。あるいは、Visual Studioギャラリーからもダウンロード可能だ。このツールはVisual Studio 2010およびEF 4.5以降と互換性がある。