Eclipse Foundationは、 EclipseCon 2012の1日目に年間の Eclipse Community Awardsの優勝者をアナウンスした。賞はEclipseエコシステムの最高の個人、プロジェクト、技術を認めるものである。
個人とプロジェクトカテゴリーの優勝者は、オンライン投票で選ばれた。個人部門では、EclipseXtext と言語Xtendのリードで、アーキテクトである Sven Efftinge氏、Eclipse Object Teamsプロジェクトを率いている Stephan Herrmann氏、そして我々が嬉しいのはInfoQに寄稿しているAlex Blewitt氏の受賞である。
Eclipse Communication Frameworkが Most Open Project賞を受賞し、Eclipse Code Recommendersが革新カテゴリーで受賞した。
テクノロジー賞は、判定パネルで選ばれたが、受賞したのは、JVMデバッガーのChronon、モデリング/リバースエンジニアリングツールのMaintainJ, とJustinmind Prototyperである。
他に、今日の EclipseConセッションでは、今年のEclipse Juno リリースの基盤になる、Eclipse 4 Application Platformが話題に上がった。Eclipse 4 は、Eclipse UIインフラをかなり書き換えて、ユーザーインターフェースを表示するのにコードでなく、モデルベースUIを使っている。モデルは、クエリ、操作、拡張できるので、ユーザーインターフェースを短時間でデザイン、カスタマイズできる。またwebのスタイリング技術(CSS)を使えるので、ユーザーインターフェース要素の表示をアプリケーションコードの変更なしで、際限なく調整したり、再設定できる。更に、改良されたプラットフォームには、新サービス指向プログラミングモデルが加わり、Eclipseプラットフォームの目立たないアプリケーションサービスを使うのが簡単になる。
Junoの後直ぐに、Orionのバージョン1.0が見れるだろう。これは、webアプリケーションを作るための、Eclipse foundationによるブラウザーベースのIDEで、昨年の EclipseConイベントで発表された。カンファレンスでは、この製品を扱ったセッションが2,3あった。OrionはHTMLとJavaScript開発を意図したもので、既にMozillaがFirefox開発ツールで、Orionエディタを使っている。
EclipseCon 2012での他のトピックとしては、OSGi、Eclipseツールを介してのAndroidアプリケーション開発、アプリケーションライフサイクルマネージメント(ALM)、JavaFX向けのEclipseツールやSWTやSwingと相互運用するJavaFXを展示するセッションがあった。
Eclipseは昨年の11月で10年目を迎えた。プロジェクトを歴史をここで読むことができる。