MicrosoftはVisual Studio 11(VS11)ベータ版のユーザインターフェイスの主要な変更点のデモを行った。この変更点は開発者から多くの注目を集めている。Visual Studio UserVoiceのサイトでもこの変更は最も多くの票を集めている。
VS11ベータ版への多くのユーザからのフィードバックに答えて、MicrosofはVS11のユーザーインターフェイスへの更なる変更を発表した。この変更はリリース候補版に反映される予定だ。VS2010とVS11ベータ版とWindows 8のメトロUIを合わせた変更になるようだ。
InfoQはMicrosoftのスポークスマンにこの変更について詳細を聞いた。
InfoQ: VS11 RCで、タイトルに大文字を使うことはUserVoiceサイトで注目を集めています。なぜメニューバーで大文字のタイトルを使うのですか。
Microsoft:ベータ版以降の変更では、主要なフィードバックに対応し、また、今回のリリースのデザインの目標を引き続き追求しました。さらに進化し続けるMicrosoftのデザイン規約にも従っています。今回のUIの変更は実測的な研究やコミュニティのメンバへの調査からわかった開発者の関心事をもとに行っています。
InfoQ: VS2010ではツールバーのアイコンは色(絵文字)を使っていますが、VS11ベータ版ではモノクロの記号です。VS11リリース候補版ではこの2つを合わせて使っているようです。ユーザのフィードバックを聞くのは素晴らしいことですが、なぜVS2010のツールバーと同じ状態に戻さなかったのですか。
Microsoft: Visual StudioのUIの変更は開発者コミュニティのフィードバックが反映されています。また、生産性の維持やMicrosoftの進化するデザイン規約への対応にも注力しています。私たちはVisual Studioの主要な機能をより使いやすくするため、複雑性を低減し共通のタスクを単純化しました。このような改善の中でIDE自体の色を明るくしたり、有色のステータスバーを使ってIDEの状態変更をわかりやすくしたり、コントラストをはっきりさせるために色でアクセントを付けました。
InfoQ: VS11のUIはまだ変更が行われますか。
Microsoft: 最終的にどのような製品になるかについてコメントするのはまだ早すぎますが、開発者の皆さんはぜひリリース候補版をダウンロードして使ってほしいと思います。どんな製品であれ、私たちは開発者の皆さんと対話しコミュニティの意見を聞いて、業界で最も強力なツールを開発していくつもりです。