今週のTechEd カンファレンスで、Microsoftは、Visual Studio LightSwitchにHTML5のサポートを追加するとアナウンスした。このツールは、カスタムなデータベース駆動型のビジネスアプリケーションの開発を簡単化する狙いを持っている。
LightSwitchは、現在 Silverlightアプリケーションを開発できる。 HTML5 とJavaScriptのコード生成機能を追加する、ということは、 LightSwitchアプリケーションが Android, iOS, Windows 8を含んだ、どのプラットフォームでもサポートするブラウザで、走ることができるようになる、ということである。
これは、 LightSwitchがクロスプラットフォームの標準に向けた更なる前進である。Visual Studio 2012のベータリリースには、 LightSwitchがODataサービスを追加できるように、アップデートが含まれているので、データは、非 LightSwitchアプリケーションでも利用することができる。 HTML5/JavaScriptベースのクライアントの導入に関して、LightSwitch Team は次のように言っている。
多くの従業員が自分のデバイスを職場に持ち込んで、あらゆるデバイスのネイティブクライアントを作成し、別々のアップストアにそれぞれの実装をデプロイするのは、ほとんどできないことである。標準に準拠した HTML5 と JavaScriptは、増加するサポートと活発な開発コミュニティを考えれば、当然の技術的選択である。
Silverlightクライアントが LightSwitchアプリケーションに既定のターゲットであり続けるだろう。Microsoftは、現在HTML5アプリケーションの主要な目標は、モバイル向けの最適化とタッチ機能性である、と言っている。有望なシナリオは、完全なフィーチャを持つデスクトップクライアントが Silverlightで走り、HTML5モバイルコンパニオンアプリケーションも同時に提供することである。 LightSwitchでは、1つのプロジェクトでこれらを並行して開発できる。
LightSwitch HTML5 は、未だ入手できないが、まもなくリリースの予定である。LightSwitch Developer Centerからダウンロードできるようになるだろう。