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MEF for Windows 8 MetroとTPL Data FlowはNuGetに移動した

原文(投稿日:2012/06/13)へのリンク

Microsoftは、MEF for Windows 8 MetroとTPL Data Flowを.NET 4.5 Frameworkのリリースから削除することを決定した。.NETのリリースサイクルから外れる代わりにNuGetパッケージとして改善版が提供されることになる。

この決定でも、Microsoftの開発部門が大規模な開発サイクルから離れる傾向にあることがわかる。よい例がASP.NET MVCである。2009年から3つのメジャーリリースがあり、4つめに近づいている。対してASP.NET WebFormsは1つだけのリリースである。次のバージョンのWebFormsにはMVCと同時にいくつかの拡張を追加する予定であり、MicrosoftはVisual Studio 2012と.NET 4.5の準備が整うのを待っている。

より複雑な例はEntity Frameworkである。この製品のコアはまだ.NETのリリースサイクルに紐付いている。しかしながら、“コードファースト” のような多くの重要な機能の多くはNuGetを通じて別枠でリリースされる。

リリースにNuGetを使う大きなベネフィットは、出荷時に同梱されていなくても、プロファイルと一緒にライブラリを使うことができることである。この場合、TPL Dataflowは、サーバーサイドアプリケーションになるはずだった。 しかし今これは、“デスクトップ、サーバーそして、Metroスタイルアプリ向けの.NETなどすべてをサポートしている”。

さて、その引用は完全には正しくない。TPL DataflowのNuGetバージョンには、Windowsベースのコンピュータでしか使えないというライセンス制約が含まれている。 そのため、Mono互換であったとしても、Monoプロジェクトで使用することができない。

MEFは、オープンソースプロジェクトの側面も持っている。そのためTPL Dataflowについては理解できるが、WebとMetroスタイルのためのMEFが、同じプラットフォーム制約があるのには少し違和感がある。リリース候補版以外で変更されなかったとしたら、私たちは本当に驚くことになる。

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