先日の Windows 8 と Visual Studio 2012, .NET 4.5 のリリースに引き続き,Microsoft は新たに Blend for Visual Studio 2012 を発表した。Express を含む,すべてのバージョンの Visual Studio 2012 に同梱される。
Blend は HTML と XAML を使用するアプリケーションのユーザインターフェースをデザインするツールだ。今回のリリースは特に,Windows 8 をターゲットとする Windows Store アプリのためのもので,HTML と CSS のビジュアルな編集が新たにサポートされるとともに,XAML デザイナ も最新の UI (これまで "Metro" と呼ばれていたもの) 対応にアップデートされている。Expression Blend Team Blog によれば,JavaScript のサポートも向上しているようだ。
JavaScript を多用した,DOM 要素を動的に生成および操作するようなアプリ UX の取り扱いも配慮されています。Blend がデザインサーフェイス上でコードを常時実行することによって,JavaScript によって生成されたコンテントの正確な表示や編集が可能になります。インタラクティブモードを使用すれば,デザインサーフェイス上でアプリを操作することや,あるいはマークアップを通した到達をまったく不可能することもできるのです。
Microsoft では Silverlight, WPF, そして SketchFlow プロジェクト用 Blend の新バージョンに取り組んでいる。これらは現在,Blend 4 のみでサポートされていて,Visual Studio 2012 用は 開発者プレビュー の状態にある。
Blend を同梱した Visual Studio 2012 は現在,MSDN の各サブスクリプションから入手可能である。また Visual Studio 2012 Express は Microsoft から無料でダウンロード できる。