WMF (Windows Management Framework) 3.0の最新リリースの特徴は、システム管理者向けコマンドライン・スクリプティングツール、PowerShell 3.0だ。WMI (Windows Management Instrumentation)、WinRM (Windows Remote Management)、新しいOData IIS拡張のアップデートも含まれている。
Microsoftによると、PowerShellには2,400のコマンドレットが含まれているそうだ。Version 3.0はセッション中断、ワークフロー、ジョブスケジューリング、コマンドレット・ディスカバリ、管理移譲、さらなる自然言語構文が導入されている。このリリースはWindows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2008 SP2(すでにWindows 8とWindows 2012へビルド済み)で利用可能だ。
WMIの新機能には以下がある。
- PowerShellコマンドレットをネイティブコードで書ける機能
- 非WindowsサーバやデバイスのPowerShell管理を可能にするCIMオペレーションのための新しいMI (management infrastructure) クライアントAPI
- シンプルになったプロバイダ・デプロイメントモデル
WinRMのコネクティビティはアップデートされて、中断したら再スタートするというセキュアでロバストなセッションを提供できるようになった。さらに、一人の管理者による複数PowerShellセッションが同一プロセスでできるようになり、別のプロセスを必要としなくなった。
Management OData IIS Extensionは、Windowsと非WindowsクライアントによるWebベース管理を可能にするODataサービスだ。