Google Testing BlogのTesting 2.0と題した記事で、Anthony Vallone氏はテストの進化について論じている。テストはほとんど研究され尽くしたと考える専門家もいるが、氏は“Testing 2.0”を予想している。テストの進化は品質についての複雑な意思決定の自動化などを実現するかもしれない。
氏はGTAC 2011で行われたGoogleのディレクターであるAlberto Savaia氏の挑発的な講演、“Test is Dead”を引き合いに出している。Vallone氏はテストは死んだとは主張していないが、テストの第一章(Testing 1.0)はすでに終わったと考えている。
優れたソフトウエアを書き、テストするための基礎はもう出来上がりました。… 私はこれをTesting 1.0と考えています。私たちは日々Testing 1.0を使っています。実際にGoogleでは、ほとんどの開発者(ソフトウエアエンジニアと呼ばれる)が基本的なTesting 1.0の仕事を行い、高い品質を保持しています。
現在、エンジニアはTesting 1.5を経験している。
この章はコンピュータ科学者、応用科学者、エンジニア、開発者、統計学者、その他多くの原則によって書かれています。これらの人々はSoftware Engineer in Test (SET)やTest Engineer (TE)としてGoogleで働いています。SET/TEはソフトウエアを速く開発し、最初からより良い品質を担保し、しっかりとテストして、素早くリリースし、すべての環境で問題なく動作するようにすることに注力します。
Vallone氏によれば、Googleは次のステップであるTesting 2.0に突入している。Testing 2.0は次のような先進的な側面を持っている。
- 現在は人間のエンジニアが行っている品質上の複雑な意思決定を行う
- コードの品質を予測する