Visual Studio 2012は先週、Microsoftによって正式にリリースされたが、同社はまもなく次期リリースの発表を行った。Update 1のConsumer Technology Preview (CTP)は、今月末を予定しており、最終リリースは、2012年末を予定している。Microsoftは以前、VS2012のゴールはこの製品をアップデートしやすいように、アーキテクチャを変更したものだと表明していた。
では、Update 1がフォーカスしている領域はなにか?Microsoftによると、"...4つの主なカテゴリがある。アジャイルチームのサポート、継続可能なクオリティ、Microsoft SharePoint開発、そしてWindows開発。" MicrosoftテクニカルフェローのBrian Harry氏は、詳細を提供しており、いくつかのハイライトは以下のリストである。Harry氏によると、このリストは網羅している訳ではなく、更新対象のリストは最終化されていないと話した。 開発者はC+11の改善を求めており、Herb Sutter氏は以前、現在のリリースにはまだ含まれていないため、将来のアナウンスを待つ必要があることをほのめかしていた。
SharePoint
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ロードテスト – SharePointは、GUIDのような動的に生成されたデータを使用するため、テストスクリプトを再生するのは通常複雑だ。Update 1の変更では、テストを行う際にこのデータの生成を組み込みサポートするため、これらのスクリプトファンクションは正しく動作する。
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コード化されたUIサポート–これは、VS2012とSharePointの間のコード化されたUIのサポートに関するいくつかの欠陥が修正される。
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ユニットテスト – エミュレータは、SharePointをインストールした実際の環境でのテストを行う必要性を減らして、ユニットテストを簡単にできるように設計されている。
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IntelliTrace収集計画 – プログラマがSharePointコンポーネントのデバッグをより簡単にできるようにIntelliTraceの動作が変更されている。 (これは最初のCTPには存在しないが、Update 1の公式リリースの一部として予定されている。)
継続的なクオリティ(Continuous Quality)
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IntelliTrace – 開発者が診断情報に圧倒されないように粒度と収集エリアを調整できるように改善されている。
全般的な開発
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コードマップ – ユーザーがコードベースを探るように“アーキテクチャ/依存性ダイアグラムを徐々に構築していく”ことができる興味深い新しいツールがVS2012に追加されたように見える。これはまた、インクリメンタルにコードを探って、レイヤリングで細部を増加させるため、関連は、詳細を増加させることで探ることができるようになる。
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ファイルパスの制限 – Visual Studioへの上位10個の要望のうちのひとつが260文字のファイル文字数制限をなくすことである。 Harry氏は、Update 1では完全にはなくせていないが、サーバーパスの制限は400文字まで向上したと報告する。(クライアントの制限は260文字のまま)。SQLServerによって強いられている現在の制限は、大幅な増加を防ぐか、制限を完全に取り除くかである。