Visual Studio 2012は“VS Setup”プロジェクトを除外した。しかし、WiX toolsetは代替になるインストールパッケージ作成のための手段を提供してくれる。
最近リリースされたWiX 3.6はBurnというブートストラッパー/チェーンナーが含まれている。これによって、MSIのようなインストールパッケージだけでなく、複数のインストーラーを繋ぐこともできる(例えば、前もって必要なインストールを実行する)。また、スムーズなインストールが実現できる。新しいリリースでは新機能が追加され500以上のバグが修正された。
すでにVS Setupを使っている場合、このPowerShellスクリプトを使って既存のVS SetupをWiX形式に変換できる。
また、テキストエディタでXMLファイルを編集するかわりに、Votiveが使える。VotiveはVSのパッケージでVisual Studioを使ってWiXスクリプトを書ける。これによってインテリセンスやMSBuild、プロジェクトテンプレートなどのサポートが受けられる。
WiXとはWindows Installer XMLという意味だ。このツールはMicrosoftが始めたオープンソースプロジェクトで開発され、現在はOutercurve Foundationのプロジェクトになっている。MS OfficeやSQL Server、Visual Studioのインストールにも使われている。