ASP.NETロードマップは、VS2012後のプランで更新された。次期の機能は、OData機能とMVCの新規/更新テンプレートにフォーカスされている。最大の変更は、Upshot.jsとWeb APIベースのDataControllerをサポートを落としたSingle Page Applicationsテンプレートである。
その実験にリソースを費やす代わりに、Microsoftはこれらのツールとテクノロジにフォーカスしている:
- LESS: 動的な振る舞いをサポートしたCSSエクステンション
- CoffeeScript: JavaScriptにコンパイルできる言語
- Knockout.js: JavaScriptのMVVMフレームワーク
- Mustache: 宣言型のデータテンプレート
- HandleBars: Mustacheテンプレートと互換性のあるセマンティックテンプレート
- JSONをクラスとして貼り付け
CoffeScriptに関しては、Mads Kristensen氏は“私たちは、エディタで作業しており、コンパイラやデバッガはない”と話している。それ以外については、どの程度のレベルでサポートされるのか公表されていない。ロードマップが、リソースが完全に割り当てられた状態に更新されることを期待したい。
ちなみに、Upshot.jsとそのDataControllerは、必ずしもなくなったわけではない。“もしSPAのエクスペリエンスの追加のライブラリが必要な場合”、将来、Microsoftがプロジェクトを復活させるかもしれない。
通信フレームワークSignalRはまた、“SignalR接続を追加するアイテムテンプレートと、ASP.NETアプリケーションへのハブと同様にASP.NET MVCとASP.NETとを統合する完全なプロジェクトテンプレート”を手に入れた。
セキュリティ面でASP.NETチームは、Windows Azureで実行されているWebサイトへのWindows認証のサポートを追加仕様としている。これには、Windows Azure Active Directoryがセットアップされている必要がある。
多くのWeb APIの機能に磨きをかけようとしている。運用チームでさらに重要なのは、診断とSystem.Diagnostics、ETW、NLog、Log4Netなどのロギングがフックできるようになることである。
開発者にとっては、WSDLベースのコード生成されたコントラクトにアクセスすることなく、純粋なAPIドキュメントはもっとも重要である。Web APIでは、新しいWeb APIのヘルプページ生成機能に位置づけられている。
Web APIヘルプページ生成は、簡単にリッチなWebベースのドキュメントを、リソースURI、許可されているHTTPメソッド、期待しているパラメータとサンプルメッセージペイロードを含めて生成することができる。
最後に、ODataは新しいURIパーサーを手に入れた。“開発者は、ODataクエリセマンティクスをコントロールすることができるようになる。ODataエンドポイントは、新しいODataフォーマッタ、メタデータコントローラ、モデリング機能を使って任意のデータソースに実装することができる。”