水曜シアトルで行われたVisual Studioローンチイベントで、MicrosoftはVisual Studio Express 2012 for Windows DesktopとF# for Visual Studio 2012 for Webが利用開始になることを発表した。
従来のデスクトップアプリケーション開発者への約束を果たした事を述べながら、MicrosoftのS. Somasegar氏は9月12日のローンチイベントのキーノートでリリースに関して発表を行った。VS Expressのこれらのリリースは先に発表されたVisual Studio Express for WebとVisual Studio Express for Windows 8に続くものとなった。
Express for Windows DesktopはC#、Visual Basic .NET及びC++を用いて従来のデスクトップWindowsアプリケーションの開発を可能にする。以前の懸念をよそに、開発者は無料でVisual Studioを用いてデスクトッププラットフォーム向けの開発を続けることができるようになった。これらのリリースによりVisual Studio 2010で存在していたWinForms、WPF、コンソール、そしてクラスライブラリと同じプロジェクトタイプが利用できるようになった。
プロジェクトタイプ以外にも、このリリースにはMicrosoftのユニットテストフレームワーク、コード分析、Team Foundation Server Express 2012とTeam Foundation Serviceとの統合が含まれている。また、NuGetパッケージマネージャを用いることにより、サードパーティ製ライブラリへの参照を構成することできるようになった。
F#製品がVisual Studio Express 2012 for Webの無料アドインとしてリリースされた。F Sharpチームによって述べられたように、MicrosoftのWeb Platform Installerを用いることにより、F# 3.0開発に必要なツールのすべてを簡単に入手することができる。