Microsoftは先日、新しいWindows Azure管理ポータルに、サービスバス管理とモニタリング、共同管理者の管理のサポート、メディアサービスのモニタリング、ストレージコンテナの作成とアクセスコントロールを含むいくつかの拡張をリリースした。またポータルは、仮想マシンの拡張とクラウドサービスステータスの通知を含むSQL Serverデータベースのインポート・エクスポートのサポートを提供した。
サービスバス拡張で、サービスバスネームスペース、キュー、トピック、リレー、サブスクリプションの作成、管理ができるようになる。ポータルのヘルプにより、Windows Azureサービスを他のユーザーと一緒に管理できる共同管理者を追加することができるようになる。ただし共同管理者は、アカウントの支払いの詳細を変更したりや閲覧したりすることができず、サブスクリプションからサービス管理者を削除することもできない。
新しいポータルでは、開発者がBACPACファイルフォーマットを使ってSQL Serverデータベースのインポートとエクスポートを行うことができるため、オンプレミスとクラウド環境の間でデータベースのコピーと移行を簡単に行うことができる。
管理ポータルでDELETE DISKを選択することで、仮想マシンを簡単に削除することができる。さらに、関連づけられた.VHDの削除か、将来使うために.VHDファイルをストレージにコピーを残しておくかを選択することができる。
Windows Azureポータルは、ダッシュボードのトップに様々なロールインスタンスの健康状態をインスタント通知してくれ、ロールのステータスが変更した自店で自動的に更新する。
Windows Azureメディアサービスは、Windows Azureメディアサービスアカウントでメディア処理ジョブを作成することができる。たとえば、サービスを使ってメディアファイルをエンコードすることができ、ポータルでは、処理をするためにキューに入れられているエンコーディングジョブの数だけじゃなく、アクティブになっているものと失敗したエンコーディングジョブについてもモニタすることができる。さらに、メディアサービスダッシュボードで、指定した期間のデータをを視覚的にモニタリングすることができる。
新しいWindows Azureポータルでは、ストレージコンテナを作成することができる。この目的のために、ストレージアカウントを選択して、コンテナ(CONTAINERS)タブに移動し、コンテナの追加(ADD CONTAINER)オプションをクリックする必要がある。
Windows Azureプロダクトチームは、10月末までにWindows Server 2012と .NET 4.5 Frameworkとともに、さらなる拡張を予定している。