Microsoft は先日,Identity and Access Tool for Visual Studio 2012 のリリースを発表した。クレームベース認証によりセキュアな ASP.NET,ASP.NET MVC,および WCF サービスを実現する。さらに複数の認証プロバイダからユーザを受け入れる機能を提供するとともに,選択した認証プロバイダに必要な設定を追加している。
この拡張機能は web.config ファイルを更新して Windows Identity Foundation を有効にすることで使用可能になる。ディスカバリーページを生成するためのコード生成モジュールも備えている。
このツールを使って作業するためには,下記の手順を実行する必要がある。
- Visual Studio 2012 を使用して ASP.NET MVC プロジェクトを新規作成する。
- [ツール] メニューの [拡張機能と更新] を選択する。
- 表示されるダイアログ左側のナビゲーションメニューから オンライン オプションを選択する。
- Visual Studio ギャラリーから使用可能な拡張機能が読み込まれる。
- ページ下部にあるナビゲータで 2 ページを選択する。
- Identity and Access Tool を選択して Download ボタンをクリック後,表示される指示に従ってインストールプロセスを完了させる。
- ソリューションエクスプローラのプロジェクト名を右クリックして,Identity and Access ダイアログに必要な情報を入力する。
図1 - Identity and Access Tool
dentity and Access Tool によってローカルの開発用 STS や,あるいは Windows Azure Access Control Service を使って LiveID, Google, Yahoo, Facebook など他のアイデンティティプロバイダに接続するような,ADFS2 via HTTPS などのコーポレートアイデンティティプロバイダを使用したアプリケーションの開発とテストが可能になる。