GoogleがAndroidアプリ用のPlay Servicesのバージョン2.0をリリースした。新規に追加されたのは、MapsとPhoto SphereAPIでAndroid 2.2+で走る全アプリで使える。
Maps APIにより、開発者はAndroid機能として ほぼ全体のGoogle Mapsをモバイルアプリに統合できる様になり、 Google Maps Serviceへの接続、ダウンロード、タイルの表示、パン、ズームコントロール、ジェスチャなどができる。ただし2つの例外がある。マップタイルは、パーソナライズしたスマートアイコンのようなパーソナライズしたコンテンツを持つことができないし、マップ上の全アイコンがクッリクできるわけではない。
提供される新APIの中には、map fragmentsのサポートもあるが、これはAndroidFragmentのサブクラスで、アクティビティにおける動きやUI部分を表す。複数の map fragmentsを合体して、マルチペインのUIを作成したり、複数のアクティビティでフラグメントを再利用したりできる。アクティビティにフラグメントを追加するには、XMLかコードでできる。前者の例を以下に示す。
<fragment
android:id="@+id/map"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
class="com.google.android.gms.maps.MapFragment" />
利用できるのその他のAPIは、Photo Sphereでpanoramaとも呼ばれている。この種の 360o写真は最近 Android 4.2で導入され、 Mapsで利用できるストリートビューに似ている。それはオープンフォーマットである。Googleの投稿によれば、
我々はPhoto Sphere をオープンフォーマット にしたので、誰でもwebやモバイル・デバイス上でそれらを作成したり、見たりできる。
Photo Sphereは単なるイメージファイル(JPGのような)であり、中にテキストベースのメタデータを持ち、オープンフォーマットは、Adobeによって作られXMPと呼ばれていた。メタデータは、Photo Sphereの大きさと Android, Google+, Google Mapsで使われるインタラクティブな Photo Sphereビューア内でどのようにレンダリングされるべきかを記述している。
しかし、おそらく Play Servicesの最も役立つフィーチャの1つがAndroid 2.2+でサポートされることで、そのアップグレードはPlayストア経由で行われる。 Tim Bray氏が説明している。
世界はPlayサービスがどんなに大きな事件かを理解していない。Androidの歴史上、最も衝撃的な変化の1つである。
歴史的に、 Androidの大きな新フィーチャには、フレームワークの更新が必要で、これにはLinuxカーネルに直接アップデートを行う大きなリリースが必要である。これは、年2回しか出荷されないし、古いデバイス上では確実に利用できない。
Playサービスにより、Androidグループは、主要な新フィーチャ(今のところOAuth 2.0, Map、 Photo Sphere )を2.2 “Froyo”に後方互換の全デバイス上で、自動的にリフレッシュされる方法により、出荷できる。ものすごい数のデバイスだ。それは、どの主要なOSアップグレードを出荷するあらゆる新しい魔法よりも遥かにインパクトがある。
Playサービスはまた、OAuth 2.0 認証サポートとGoogle+との統合を提供し、その中にはG+上でのサインイン、共有、そして+1を含んでいる。