開発者と企業による独立グループが協力して、F# Software Foundationが設立された。この組織の目標は「F#プログラミング言語の普及、保護、前進、そしてF#プログラマの多様な国際的なコミュニティづくりの支援と促進」にある。
F# Software Foundation(略してFSSF)は、現在F#の言語設計を担っているMicrosoft Researchとは分かれている。FSSFが解決しようとする領域を以下にあげる。
- F#のスキルと知識の有意性と重要性を高める
- F#と相互運用可能な技術を広げる
- F#が利用可能なプラットフォームを広げる
- F#に商用、オープンソース、教育を含む、幅広い多様なコントリビュータを集める。
- F#の導入を広めて普及させる
- F#カンファレンスの支援を含む、F#関連技術と教育リソースの継続的発展を支援する
F# Software Foundationは非公式組織として、現在のところ資金を受け入れていない。おそらくすぐに、彼らはオープンソースプロジェクトのメンテナンスとコミュニティ支援活動に必要な人材に興味を持つだろう。ボランティアはfsharp@fsharp.orgにメールを書くべきだ。
現在のところ公式にF#をサポートしているのはMicrosoftのWindowsだけだが、実際にはほとんどのプラットフォームで利用できる。
こうしたことが可能になった要因のひとつは、Microsoft ResearchがF#コンパイラのソースコードをApache 2ライセンスのもとリリースしたことだろう。