MonoDevelop で NuGet が利用可能に
MonoDevelop に先頃,NuGet パッケージマネージャの サポート が追加された。MonoDevelopはWindows,Mac OS X,さまざまなLinuxディストリビューション上で .NET をサポートする,オープンソースのIDEだ。NuGetが追加されたことで,IDE内から開発環境のエクステンションを取得できるようになる。
Visual Studioユーザの間ではすでに有名なNuGetには,69,000を越えるパッケージが存在する。Matt Ward氏の努力のおかげで,MonoDevelopユーザもこのライブラリにアクセス可能になるのだ。MonoDevelopのみを利用している開発者にとっては,NuGetの機能がこれまでより簡単に利用できるようになる。また,Visual Studioで開発した製品のクロスプラットフォーム化にMonoDevelopを使っているのなら,各開発環境の同期がこれまでより容易になる。
Ward氏は今回のリリースについて,実用レベルだがベータリリースであって,オリジナルのNuGetの持つ機能のすべてがサポートされている訳ではない,としている。例えばMonoではPowerShellがサポートされていないため,NuGetパッケージのPowerShellスク/リプトは動作しない。
Mono 3.0.3 リリース
Monoの最新 リリース の注目点は非同期サポートとパフォーマンス,そしてSolarisおよびMacOSユーザ用の新たなDTrace機能だ。その他の大きな改良点としては,MonoのガベージコレクタであるSgenが同時実行をサポートしたことにより,"最大停止時間が大幅に軽減" されたことだろう。さらに,さまざまな部分でいくつかのバグ修正が行われている。より詳細な情報は リリースノート を参照してほしい。