フロントエンドの開発者はYeomanのリリースを知っておいた方がいいだろう。Yeomanはフロントエンド開発のワークフローだ。
Yeomanは新しいプロジェクトのためのワークフローを確立し、依存関係の断片化のようなフロントエンド開発で直面する大きな問題を解決することを目的に作られた。Googleのチームと外部の貢献者によって開発されている。Grunt(開発タスクを自動化するコマンドラインツール)やBower(HTML、CSS、JavaScript、画像のようなフロントエンドの要素のためのパッケージマネージャ)のラッパーとして動作することで開発者が簡単にワークフローを確立できるようにするのが目標だ。
フロントエンドの開発者を支援するため、Yeomanは次のような機能を提供する。
- ひな形: Yeomanはジェネレータベースのアーキテクチャを持ち、HTML5 boilerplateやTwitter bootstrapのような資産を使って素早くひな形を生成できる。また、requireJSを使いAMDモジュールの利用をサポートする。
- CoffeeScriptとCompass:自動再読み込みによって、CoffeeScriptとCompassファイル(SASS/SCSS)を開発中に自動的にコンパイルされる。
- パッケージ管理: YeomanはパッケージマネージャとしてTwitterが開発しているBowerを利用し、資産と依存性を管理する。Bowerのレジストリにあるパッケージは簡単にプロジェクトに追加できる。
- ビルドインプレビューサーバ: ビルドインのウェブサーバを使うことで外部のサーバを利用せずに簡単にプロジェクトをプレビューできる。