Brusselsで開かれた FOSDEMオープンソース カンファレンスで、 Alexandre Julliard氏がWindowsエミュレータのWine がAndroidプラットフォームに移植されている、とアナウンスした。Wineは、Win32 APIの呼び出しをLinuxの等価な関数呼び出しにリダイレクトすることで、アプリケーションが Windows OS上で動いているように思わせている。Wineは CodeWeaversによってLGPLライセンスの元で提供されており、CrossOverと呼ばれる有料バージョンも同社から提供されている。
Windowsアプリケーションは、おそらく携帯電話の上では 役立たないだろうが、 Ars TechnicaのJon Brodkin氏は、WineがAndroidベースのタブレット、PC、あるいはシンクライアントで役割を見出すかもしれないと考えている。
BackBerry Z10は、Androidをサポートしているが、それには問題がある。まず、Android 2.3 (Gingerbread)しかサポートしていない。ほとんどのAndroidアプリはまだ、このバージョンをサポートしているが、そう長くは続かないだろう。別の問題は、Android開発者が BlackBerryのアプリストアである BlackBerry Worldに自分のアプリを出すことは、自分の時間を投資する価値がある、と確信しなければならない。最後にそれはエミュレータである。 The VergeのJoshua Topolsky氏によれば、パフォーマンスと一貫性の両方の問題に対して、上手く対処できないものである。
BlackBerry Jam Europeで、BlackBerryは(最終的に)Android 4.1 (Jellybean)をサポートするためにアップデートされるとアナウンスされた。同時にパフォーマンス問題を修正するかどうかについては、説明はなかった。しかし公平を期すために、他のユーザーは、Z10上のAndroidアプリは非常に反応がいいので、おそらくその問題はアプリ特有だ、と主張している。
最後にまとめで、Ubuntuベースの携帯のアナウンスがある。このニュースは、Canonicalの Mark Shuttleworth氏からで、彼は10月にUbuntuが走るスマートフォンが発売される、と言っている。現時点では、製造会社やキャリア、あるいはUIのモックアップについても全く話がない。