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Xamarin 2.0がiOSとComponent Store用の新IDEとVisual Studioアドインを提供

原文(投稿日:2013/02/21)へのリンク

 

Xamarinは、クロスプラットフォームのモバイル開発用に、共通のツールセットを提供する彼らのビジョンの完成に向けて、また大きな一歩を踏み出した。 Xamarin 2.0の発表で、彼らの製品は、ブランド名を変更し、新IDEは Xamarin Studioと呼ばれ、iOS開発とコンポーネントストア用の Visual Studioアドインである。後で Miguel de Icaza氏がInfoQのために詳述している。

ブランド名の変更

Xamarinのツールは、過去に何度か名前を変えてきたが、様々なプラットフォームを通して、非常に統一的な名前でなかった。会社はやっと新しい名称セットに落ち着いた。

  • Xamarin – Monoベースのプラットフォーム
  • Xamarin.iOS – iPhone と iPad アプリ作成用
  • Xamarin.Mac – Mac App Store向けアプリケーション作成用
  • Xamarin.Android – GoogleのPlay Store向け
  • Xamarin Studio – IDE

Xamarin Studio

Xamarin Studioは、クロスプラットフォームIDEを MonoDevelopベースにした新しい試みである。新インターフェースを持ち、Visual Studioを使っている開発者には,馴染みの機能;自動補完、リファクタリング、構文の強調表示、コードのヒント、コード ナビゲーション、シミュレータ/エミュレーターあるいは実デバイス用の組み込みデバッガー、Gitと Subversionの統合を提供している。

iOSでの開発には、Mac OS X Lion以降が必要で、iOS SDK, Xcode、Apple Developer Programメンバーシップを完備していること。

Visual Studio アドイン

Xamarinによれば、プラットフォームで開発している23万人の開発者からもっと要求のあったフィーチャの一つが、iOS開発用 Microsoft Visual Studioが使える可能性だった。 Xamarinには、何年もAndroid開発用のアドインがあり、やっとiOS用のものを提供することになった。このアドインは、Microsoftのエコシステムとの好ましい統合を提供しており、Mac OSマシン上でのリモートデバッグとシミュレータによるテストを含んでいる。既存のiOSの制約により、iOS用のC#コードは、Mac OS上のAOTコンパイルを通してARMのアセンブリコードに直接コンパイルされる。Android用は、アプリはILに変換され、起動時にジャストインタイムでコンパイルされる。

Component Store

Xamarin 2.0で導入された新フィーチャの1つが Component Storeである。 XamarinはIDEから直接コンポーネントを作成、共有、再利用できるフレームワークを作成して、開発速度を上げる。XamarinのCTOである Miguel de Icaza氏は、このストアを作った、詳細と理由をInfoQに話してくれた。

これは、一年(以上)前に始めたプロジェクトで、リリースできるまでに様々なフェーズを通ってきました。しかし、我々が「全てのフィーチャは実装された。」と言う局面に到達する度に、いつも我々は、ずっと批判的になりました。我々のコンポーネントは、本当に使いやすいのか、アプリケーションに簡単に統合できるのか、適切にドキュメント化されている?などです。

なので一年前に発売される予定だったこのプロジェクトは、自ら命を絶ちました。「我々は、 iOS や Androidで使用する人気のライブラリをパッケージ化しよう。」ということから、開発者にコンポーネントをインストールさせますが、それは「Components」を選び、次に彼らに必要なコンポーネントを選び、そのコンポーネントを自分のアプリに統合し、設定すれば、使えるようになります。概念的と参照用文書、そしてサンプルコードが個々のタブにあります。

私が言いましたように、我々は単にソフトウェア開発者に少々いい経験をしてもらう、という考えではなく、一桁違うものにしたいと思ったのです。そこで、元々の単にパッケージ化するアイデアをフレームワーク全体に変えたのです。

しかし、我々は、可愛いユーザーインターフェース用の最利用可能なライブラリ、あるいはデータベースやwebサービスだけで、留まらなかったのです。

我々が気がついたのは、人々がモバイルアプリを開発し始めた時に、登らなければならない大きな崖は、アプリの見栄えを良くすることです。そしてモバイルの世界でアプリの見栄えを良くするには、APIを学び、アートワークを見つけ、実験し、あらゆるコントロールやビューを微調整する必要があり、時間がかかります。アイデアを試したり、ビジネス目標に向かって働いている大抵の開発者には、ちゃんとリソースや時間がない状況です。

そこで我々は、様々な直ぐに使えるテーマを開発しましたので、開発者はそれらを自分のアプリに1ラインのコードで追加でき、アプリ全体をかっこ良くできるのです。

我々は、初期のベータ版テストの結果とテスト期間中にベータテスターにより達成された洗練さのレベルに大変満足しています。

ストアにあるコンポーネントの1つが Xamarin.Mobileで、 iOS, Android, Windows Phoneを跨いだアドレス帳やカメラのような共通のプラットフォーム機能にアクセスするAPIを提供している。Xamarinによれば、もし適切に設計されていれば、アプリは、最高コードの90%まで再利用できる。

 

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