Microsoft は Windows Azure ストアを新しいアドオン機能と共にアップグレードし、対象国を11カ国に拡張した。Azure ストアではクラウドのアプリケーション向けの機能を見つけて、購入、プロビジョニングできる。フリーパッケージもあれば、支払いが必要なサービスも存在する。例えば、ネイティブ MySQL をクラウドで使用してアプリケーションを構築できるClearDB が利用できる。
Windows Azure 管理ポータル ダッシュボードからアクセスできるWindows Azure ストアは、アプリサービスとデータの2つのサービスで分類される。新規ボタンからストアを選択し、指示に従うことでアドオンをセットアップできる。ナビゲーションパネルから選択し、欲しいサービスを探すことでアドオンを簡単に管理できる。
アドオンの管理ダッシュボードには、管理、出力値、アップグレード、連絡先設定、削除の5つのオプションが表示される。アップグレードは、サービスを削除、再作成せずに無償サービスから有償サービスへアップグレードできる。さらに、購入したものは通常のWindows Azureと一緒に請求される。そのため、アドオンのためにクレジットカード番号を再入力したり、特別な支払い手続きを設定する必要はない。
もともとWindows Azure ストアは、2012年10月に開催されたMicrosoft Buildカンファレンスにてアナウンスされた。今回のアナウンスで、Windows Azure ストアは、アメリカ、イギリス、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、スペイン、韓国の11カ国で利用可能になる。
公式資料によると、今後数ヶ月でMicrosoftはWindows ストアを利用可能な国を増やす計画であるが、これ以上の情報については公表されていない。
「Windows Azure ストアは、Windows Azure利用者にサービスを販売したい開発者に大きなチャンスをもたらすだろう」とMicrosoft副社長で Server 兼 Tools担当 の Scott Guthrie氏は述べている。
Scott氏は、おそらく次回のアップデートにオランダは含まれると開発者の質問に答えた。さらにブルガリア、ロシア、シンガポール、フィンランド、オーストラリア、ニュージランドの開発者達からWindows Azureストアの利用可能要望を受けている。