Flashは、ゲーム、ビデオ、インタラクティブなコンテンツなど様々なプロジェクトで使われてきた。このプラットフォームは、過去に多く批判されたが、マルチプラットフォームとストリームメディアの機能のおかげで人気が継続している。
Microsoftは、Flashの人気と手厚い環境を提供することの重要性を認識して、Internet Explorer 10は、Windows 8とWindows RTの両方でデフォルトでFlashコンテンツを実行出来るように更新することを発表した。Internet ExplorerのGroup Program ManagerであるRob Mauceri氏のメモでは、デバイスがプライマリデバイスになってPCに依存しないために、ユーザーが日々必要になる多くのコンテンツを実行できるようにする必要がある。
Mauceri氏は、彼のチームがWindows 8で使われるFlash playerを改善するためにAdobeと作業したことを見ており、“...タッチ、パフォーマンス、セキュリティ、バッテリー駆動時間が最適化”されている。これは、Steve Jobs氏が2010年にAppleデバイスのFlashサポートをしないことを決定したことと同じ領域であることに注意するべきである。
Flashを使っているWebサイト開発者は、Windowsユーザーを対象にしたMicrosoftのガイドを参照することができる。このガイドにはまた、安全でセキュアな閲覧ができるように明示的なFlashコンテンツをブロックするためのInternet Explorer 10で使用されるMicrosoftのCompatibility View listの詳細も含まれている。また、IE互換のWebサイトを作成する開発者を支援するためにMicrosoftによって提供されるmodern.IEサイトがある。
このAdobeとMicrosoftとのパートナーシップは、AdobeとAppleno関係よりもよい結果をもたらすかは今後を見守る必要がある。おそらくWindows RTのPC中心のルーツは、サービスの成功のようにMicrosoftのモバイルデバイスを補助するアドバンテージを提供する。Mauceri氏によると、この幅広いFlashサポートのゴールは、既存のFlash技術をベースにしたサイトがHTML5ベースの技術に移行するまでの猶予を与える“ブリッジ” として位置づけているという。
Jobsが3年前に書いたHTML5と同じく: “... Web開発者は、(Flashのような)サードパーティーのブラウザープラグインに依存することなく、グラフィックス、タイポグラフィ、アニメーション、トランジションを作成することができる...モバイル世代に作成されたHTML5のような[これらの]オープンスタンダードは、モバイルデバイス(とPCでも)で勝利するだろう”