Microsoftは、Windows Azureへの幾つもの強化を含んだリリースを行った。含まれたのは、HTML5/JSクライアント、Cross Origin Resource Sharing (CORS), PhoneGap 、Windows Phone 7.5へのサポートである。これで、 Apache Cordova/PhoneGapアプリと同様に HTML5ウェブアプリもモバイルサービスに接続できるようになり、 Windows Azureをデータストレージと認証の両方の目的に使うことができるようになった。
最近リリースされたアップデートには、 Internet Explorer 8と Chrome, Firefox, Safariの最新バージョンをサポートする新しいモバイルサービス ウェブクライントが含まれ、更に PhoneGap 2.3.0が含まれる。これは他のネイティブSDKにある同じデータクエリとストレージAPIを提供し、モバイルサービスによってサポートされているMicrosoft Account, Google, Facebook, Twitter の4つのアイデンティティプロバイダのどれかを介して、簡単なユーザー認証ができる。
前述したように、 Microsoftは、CORSのサポートを追加した。これでモバイルサービスは、クロスドメインAjaxリクエストを受け付けることができる。そうなると管理ダッシュボードからモバイルサービスが許可できるドメインのホワイトリストを設定できるようになる。
更に最近リリースされたアップデートには、様々な新しいクライントプラットフォームと連携できるばかりでなく、ASP.NETと.NETサーバーのバックエンドからモバイルサービスを呼ぶことができる機能を提供するポータブルなライブラリのサポートが含まれている。更に、このリリースも Windows Phone 7.5, Json.NET、HttpClientのサポートを提供している。
Windows Azureは、またユーザーインターフェースを改善したMercurial (Hg) ソース管理をサポートし、管理ポータル内から、Dropbox, CodePlex, Bitbucketのリポジトリからサイトをデプロイ出来る機能を持っている。
最近リリースされたアップデートには、またソース管理のデプロイを管理するための改善されたUIとダッシュボードからTFS証明書の更新 オプションを選ぶことで、 Windows Azure管理ポータルから直接、継続的デプロイのために、Team Foundation Serviceによって使われる証明書を更新できる機能が含まれている。
それは、またReset publish profile credentials と呼ばれるダッシュボードにある、新しいquick glance コマンドを使って、パブリッシュプロファイルを再生成することもサポートしており、新しいHDInsightサーバー(今回Windows Azure ポータルに統合された)によって、Azure上で走っているHadoopクラスタをデプロイ、管理、使用できるようなった。
この最近のアップデートによって、 HDInsightクラスタを作成でき、ダッシュボード ビューをドリルダウンすればクラスタのクイックグランス画面を見ることができる。それは、クラスタの基本的な情報を表示し、クラスタに接続する簡単な方法を提供する。