WSO2 Developer Studio 3.0と3.1はESBとレジストリリソースエディタツールが改善され、性能が良くなった。また、Eclipse Juno SR2をベースにしており、JAX-RS RESTコード生成をサポートする。
WSO2はDeveloper Studio IDEの3.0と3.1(WSO2 DS)のふたつのリリースを発表した。当初の計画はメジャーバージョンをリリースするだけの予定だったが、1週間後にマイナーリリースを行った。顧客からの改善要望を反映したのだ。
WSO2 DSは2.0のリリースで確立されたトレンドをさらに推し進め、CarbonとStratos向けのアプリケーション開発を効率化する。主な強化点は、
- WSO2 ESB Graphical Flow Composition Tool – ESBに繋がっているさまざまなコンポーネントのメッセージフローを視覚化するのに便利なツール
- WSO2 ESB REST APIのサポート – ESB RESTサービスが自動的にCarbon Archive (CAR)にパッケージかされる
- WSO2 ESB Taskのサポート – CARにパッケージ化される循環タスクのセットアップに利用できる
- レジストリリソースエディタが環境間のメディアリソースの移行に使える
- 性能の強化
- Eclipse Juno SR2のサポート
- WADLを使ったJAX-RSベースのRESTコード生成のサポート
WSO2 Developer StudioはEclipseベースのIDEで、ローカル環境やCarbonプラットフォーム、Stratosベースのクラウド、そして、WSO2が運営するJavaのPasS環境であるStratosLiveで動作するSOAや複合的なアプリケーション、RESTfulサービスを開発するための統合ツールを提供する。