Microsoftは、Python Tools for Visual Studio 2.0アルファ版をリリースしたが、これには、デバッグの改善、インテリセンス、そして Windows Azureサポートが含まれている。このアルファ版で、開発者は Python スクリプトのデバッグが出来る。Visual Studioを使って、関連をファイルを開き、その上で右クリックし、Debug as Scriptオプションを選ぶだけでよく、ブレークポイントの設定、全てをブレーク、コールスタック、ローカル変数、ウォッチウィンドウを使った状態のチェックができるを提供している。更にリモートデバッグとクライアントライブラリが Windows, Linux、Mac OS Xで利用できる。
Python Tools for Visual Studio 2.0 アルファ版は、completions, signature help、quick infoの3つの異なるフォーマットでインテリセンスをサポートしている。 completionsフォーマットは、コンテキストの基づいた言葉のリストを表示し、正しくない、あるいは興味にないオプションを表示するのを避けるためにフィルターできる。
signature helpフォーマットは、関数呼び出しを書いている時に表示され、あらゆるドキュメントと利用できるパラメータ情報を含んでいる。一方、 quick infoは、識別子の上にマウスを置くと表示されるツールチップとして表示され、潜在的な値や型、あらゆる利用可能なドキュメント、返り値と定義の場所を持つことになる。
最新のアルファ版は、またWindows Azure、仮想マシン、クラウドサービス、ウェブサイトもサポートし、そしてAzure上でブラウザベースの計算も提供する。更に、開発者は、Visual Studioを使ってDjangoアプリケーションを開発し、 Windows Azureにそれらをデプロイできる。
当局筋によると、 Python Tools for Visual Studio 2.0アルファ版は、以下の手順でインストールする必要がある。
- Python Toolsの以前のバージョン(もしあれば)をアンインストールする。
- Pythonのディストリビューション(CPython か IronPython )をインストールする。
- Visual Studio 2010 か 2012をインストールし、 Python Tools for Visual Studio 2.0 alphaパッケージを実行する。
Python Tools for Visual Studio 2.0アルファ版は、仮想環境を作成するための Pythonツール、Virtualenvをサポートしている。新しい仮想環境を作るには、Visual Studio IDE 内から仮想環境ツリーノード上で右クリックし、 Create Virtual Environmentオプションを選択する。