Windows Azure Mobile ServicesがAndroidプラットフォームに対応した。 またMicrosoftはGitHubにてAndroid Client SDKを Apache 2.0ライセンスでリリースした。 Mobile Servicesを東アジアのリージョンで利用できるようにし、アジア向けのアプリケーションで待ち時間を減らせるようになった。
最新のリリースアップデートではWindows Azureの管理ポータルからSQL Reporting Servicesを作成および管理する機能を提供する。 Windows Azure管理ポータルで、事前に作成したレポートをアップロードし、管理レポートのメトリックを表示し、レポート、データソース、フォルダへアクセスするユーザ権限を管理できる。
アップデートされた管理ポータルではActive Directoryを統合することができ、オンプレミスのActive Directoryから同期しユーザーアカウントを作成および管理できる。そして、2要素認証ベースの電話機能を含むActive Directory Federation Servicesを使用してAzureのシングルサインオンを確立できる。
「待ち時間を最小限にするために、モバイルサービスとWindows AzureとSQLデータベースを同じデータセンターに配置することを忘れないで。」とMicrosoft副社長で Server and Tools Business担当のScott Guthrie氏は述べる。
最新アップデートではWebアプリケーションの可用性を監視できる。HTTPコードを使用して応答時間を把握でき、世界中からWebアプリケーションの可用性を知れる。 ただしこの機能は占有モードでのWebサイトとモバイルサービス、本番環境でのクラウドサービス、仮想マシンでのみ使用可能である。
さらにMicrosoftはService Busへの大幅な機能強化を追加した。 キュー・トピック・サブスクリプションの操作とエラー数を含むダッシュボードメトリックなどである。 また、クイックスタートページにService Busのキュー、トピック、リレーを利用するアプリケーションのサンプルコンテンツが追加された。
最新アップデートでは、Windows Azure管理ポータルから直接Blobストレージファイルをダウンロードできる。 またWindows Azure Media Servicesの機能が強化されている。 ストリーミングサーバーを個別にセットアップしなくても、ダッシュボード内から簡単にAzureでオンデマンドでビデオをストリーミングしてメトリックを監視できる。
上記の機能強化に加えて、Windows Azure管理ポータルで、*.cerといった証明書ファイルと公開鍵をアップロードする機能を提供する。 管理ポータルは、ロシア語、韓国語、ポルトガル語、中国語簡体字、中国語繁体字という新しい5言語のサポートが含まれている。 Microsoftは、22以上の国でWindows Azureストアを利用できるように拡大した。
iOSの専門家でNetNewsWireの作者(現在はBlack Pixelへ引継)である Brent Simmons氏が、 Windows Azure Mobile ServicesによるiOS開発を検証したビデオチュートリアルシリーズを発表していると言及した。