CA TechnologiesがLayer 7 Technologiesを買収した。Layer 7のAPI Management & Security SuiteをCA SiteMindeの強化に活用するためだ。Layer 7は既存サービスAPIの“アクセス、セキュリティ、SLA 、管理機能”に特化している。主要製品は下記の通りだ。
Layer 7 XML Gateways
The XML GatewaysはリクエストをSOAP、XML/REST、XML/JSONに変換する。APIのファイアウォールとして働き、Dos攻撃も対処できる。セキュリティ面では、“SAML Webサービスプロファイルを完全にサポート”し、OAuthやさまざまなWS-*プロトコルを提供する。
この製品の目的はアプリケーション自体からセキュリティやマトリクスの心配事を排除することだ。このような機能を正確に実装するのは難しく、実装できたとしても他のサービスに転用できる保証はない。このゲートウェイを利用することで、開発者は運用サポートチームに対して一貫したインターフェースを提供できる。
API Portal
実装が完了したAPIは、簡単に見つけられ、使い方が正しく理解できる必要がある。理論的には、ウェブサイト上の単純なドキュメントで済むが、もっと包括的なソリューションを求める開発者もいる。
The API Portalは内外の開発者にAPIを公開する、すぐに使えるソリューションだ。次のような機能を持つ。
- 開発者組織のサインアップ
- アプリケーションの登録
- フォーラム、メッセージング、FAQsなど
- APIドキュメントの保管、コード/アプリケーションのサンプル、
- OAuth互換APIのキー管理
- APIの利用率、遅延、エラー率、可用性などの分析
これらの機能は他の製品やオープンソースプロジェクトから集められている。しかし、そのすべてのひとつのシステムに統合されているのには価値がある。
API Service Manager
API Service ManagerはGateway上に構築され、監視ツールを提供する。独自のゲートウェブに加え、プラグインアーキテクチャを利用して、サードパーティのゲートウェイのメトリクスをレポートや監視の仕組みに取り込める。
CA SiteMinder
CA TechnologiesはこれらのツールをSiteMinderのプロダクトラインを埋めるものとして利用する。SiteMinderはLayer 7が提供する製品群のウェブサイト版だ。ウェブサイトにシングルサインオン機能を提供する。