Telerikは、RadChart for Windows Phone Q1 2013 SP1をアップデートして、複数軸、軸合わせ、アノテーション、空の値のサポートをCalendarコントロールのローカリゼーションの改善と一緒に提供している。
複数軸機能は、チャートにシリーズ間での軸の共有を含む、2つ以上の軸を表示できる機能を提供する。オブジェクトに軸を包むまたはコレクションで囲み、そしてラッパーを介して軸にアクセスすることによって、複数軸のチャートを作成することができる。最後のステップは、共有軸が配置されているコレクションのインデックスにシリーズの軸のプロパティの1つをバインドすることだ。
「我々はグラフの軸をリソース中に置くことができないので、2つ以上のシリーズ間で軸を共有するには、ちょっとしたトリックが必要です。もしそうしてから、それを{StaticResource resourceKey}でそれを参照すると Silverlighはクラッシュします。なぜなら軸が二度要素ツリーに挿入されるからです。」とTelerikでWindows Phoneチームのソフトウェア開発者であるViktor Skarlatov氏が言う。
軸合わせ機能を使用することで、VerticalLocationとHorizontalLocationプロパティの助けを借りて、特定の軸が垂直または水平であるかどうかに応じて、グラフの軸を左、右、上または下側に合わせることができる。
アノテーション機能によって、3つの異なるタイプのアノテーションを使用して、チャートはそのプロット領域内の特定のポイントまたはバンドで重要なものを表示する機能を持つことになる。GridLineAnnotationによって、開発者はチャートを横切る水平または垂直線を描画することができる。PlotBandAnnotationを使えば、FromとToプロパティで指定した最小値から最大値まで領域をカバーできる。一方、CustomAnnotationは、ContentControlがどんなタイプのコンテンツでも許すように、チャートエリア上であらゆるの種類の表示を可能にする。
「言及する価値のある最後のものは、空の値をサポートしていることです。開発者は、これを利用するのに特別なことをする必要は何もありません。シリーズにバインドされているデータオブジェクトがそれらのプロパティの値としてnullを持つ場合、チャートは、ただUIにギャップを挿入することによって、それに応じて自分自身を描画するだけです。」 と氏は述べている。
上記の機能に加えて、Telerikは、Calendarコントロールをアップデートして、ヘブライ語、イスラム暦、韓国語などで日付を表示できるようになり、更にDataBoundListBoxとExpander間の統合を改善した。