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Windows AzureがIaasを発表。仮想マシンと仮想ネットワークを提供する

原文(投稿日:2013/04/29)へのリンク

Microsoft はWindows AzureがInfrastructure as a Service (IaaS)をサポートしたことを発表し、同時に仮想マシンのテンプレートとその他の新機能を発表した。また、Windows Azure Virtual Machines (IaaS) とクラウドサービス(PaaS)の価格をCPUの大きさと数に応じて、21%から33%値下げした。

Windows Azure Virtual MachinesはWindows Azure Management PortalのさまざまなWindowsとLinuxのビルドインテンプレートから作成できる。カスタムのVHDイメージをアップロードして使うことも可能だ。

この記事を書いている時点で、MicrosoftはWindows Server 2012, Windows Server 2008 R2, SQL Server 2012, BizTalk Server 2013, SharePoint Server 2013, Ubuntu, CentOS、SUSE Linuxの仮想マシンテンプレートを提供している。

"Windows AzureはWindows Server 2012に搭載されているHyper-Vと同じサービスを使っています。つまり、オンプレミス環境でもクラウド環境でも同じVHDを使うことができるのです"、とMicrosoftのScott Guthurie氏は言う。

Windows Azure Management Portalを使って仮想マシンを作るためには、New | Virtual Machine | Quick Createを選択する。そして、Remote PowerShellかSSHかTerminal Serverを使ってかそうマシンの管理と監視を行う。さらに、ストレージ用に1TBまでのディスクをアタッチできる。

Windows Azureの仮想マシンにビルドインされているロードバランサは単一のIPアドレス/ポートへ送られてくるトラフィックを複数の仮想マシンインスタンスに分散し、耐障害性を提供する。

仮想マシンに加えて、MicrosoftはWindows Azure Virtual Networksを提供する。これは、プライベートIP(10.x, 172.x, 192.x)を使って仮想プライベートネットワークを作成する。さらに、オンプレミスまたは同じ課そうネットワーク上の Windows Azureで動作しているDNSサーバを使うことができる。このネットワークを使えばサイト間をIPsec VPNで接続できる。単一の仮想ネットワークのプライベートアドレス空間で複数の仮想マシンとクラウドサービスを動かすこともできる。

仮想ネットワークを作成するには、New | Networks | Virtual Network | Quick Create を選択する。仮想ネットワークの作成にはコストはかからないが、VPNゲートウェイを有効にする場合は、時間割りの利用料と帯域利用の料金を払う必要がある。

また、MicrosoftはSQL ServerとBizTalk Serverの仮想マシンの時間単位の支払いをサポートする。使った時間分だけ支払うことができるようになる。

また、Windows Azure上でSharePointを簡単に利用できるようにするための配置ガイドとPowerShellスクリプトをリリースする計画もある。また、このスクリプトはPowerShellから直接SharePoint 2013を管理できる。

Microsoftは4コア x 28GB RAM と 8コア x 56GB RAMの仮想マシンの導入を発表している。これらを使えば今までよりも大きなワークロードを処理できる。

仮想マシンイメージを作ったときにadministratorアカウントの名前も変更できる。さらに、OSのディスクサイズは127GBになっている。また、すべてのWindows Server OSのイメージでデフォルトでリモートのPowerShellが使える。

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