数人のNode.jsの中核コントリビューターを雇っているStrongloopがStrongloop Node 1.0 GAを発表した。これは、企業で使用されることを意図した Node.jsの有償サポートディストリビューションの最初のバージョンである。 このディストリビューションは、Node.js v0.10.7をベースにしており、Express, Connect, Passport などの幾つもの人気のあるnpmモジュールを含んでいる。更に、 slnodeというNode.js アプリケーションを簡単に作れ、管理できるコマンドラインツールも同梱している。
なぜ有償サポートのNode.jsディストリビューションが望ましいかは、同社の発表記事のブログに説明されている
我々のディストリビューションは、稼働に入る前に予め技術サポートとバグ修正の担保が得られる方法を提供します。Nodeを初めて使用する開発者のために、我々のディストリビューションは、最適な出発点を提供します。30,000 以上のモジュールとNode自体のユニークな機能をナビゲートするのは、多くの精神的なオーバーヘッドを必要とし、圧倒的な経験になります。StrongLoop Nodeには、良く吟味されたモジュール、メッセージキューのサポートなどの高度な機能、プライベートnpm 、Nodeアプリケーションの雛形作成ユーティリティが付属しています。これは、Node.jsの開発者として始めたり、あるいはNode.jsの開発経験をアップグレードするのに最も簡単な方法です。
我々はまた、サブスクリプションベースのサポートを提供しており、あなたが開発サイクルのどこにいるかに応じて値段が決まります。
含まれているnpm モジュールのリストは、多くの人気のある、広く使われている、そしていくつかのStrongloop自身で補完された( "SL"というプレフィックスが付いている)、鍛えぬかれたモジュールである。
- Express – ウェブアプリケーションフレームワーク
- Connect – 豊富なミドルウェア・フレームワーク
- Passport – シンプルで、控えめな認証
- Mongoose – MongoDBのオブジェクトモデリングライブラリ
- Async – 高階関数と非同期コードの共通パターン
- Q – JavaScriptで非同期のプロミスを作り、構成するためのツール
- Request – 単純化されたHTTPリクエストのクライアント
- Socket.IO – リアルタイムアプリケーション用のクロスブラウザWebSocket
- Engine.IO – リアルタイムデータ交換用のトランスポート層
- SL Task Emitter– 数が不明な非同期タスクを再帰的に実行する
- SL Config Loader –再帰的に設定ファイルをロードする
- SL Module Loader –設定ファイルによってロードされたモジュールにアプリケーションを分ける
- SL MQ – クラスタ統合を持つMQ API、様々なメッセージキュー上に実装されている
StrongloopはNode.js.の有償サポートされるディストリビューションを作成した最初の会社である。このリリースでStrongloopは、Node.jsの企業による採用を増やす扉を開けようとしている。
Strongloop Node 1.0 は、同社のウェブサイトから無料でダウンロード出来る そしてRHEL/CentOS, Debian/Ubuntu, Mac OS X 10.8、Microsoft Windows 7でサポートされている。