今週から始まったTechEd 2013がV.Next、Visual Studio 2012の後継について最初の公式ニュース をもたらした。次のバージョンは公式にVisual Studio 2013と呼ばれ、今年後半にリリースされる予定だ(何も明確に確認されてはいないが)。VS2013とTFS2013のプレビュー版は、今月後半にBuild 2013の参加者に提供される予定である。MicrosoftのBrian Harry氏は、開発者が次バージョンに期待できるものの最初の概要を今後詳細な約束と共に提供してきた。
TFS2013には、"ワーク・ブレークダウン"と呼ばれる機能が追加されていて、より細かい組織レベルで製品バックログ項目が可能になる。これにより、ユーザーは自分のニーズに適したレベルで、バックログを監視することができる。開発者が手元の自分の仕事に固有な項目に集中できる、一方プロジェクトマネージャは、広範な概要を見ることができる。 この機能は、Team Foundation Service上では、今日でも利用可能できる。
この User Voice リクエストに基づいて、VS2013は、望みの場所にドッキングできる新しいチームエクスプローラウィンドウを持つことになる。プライマリーエディタウィンドウ内でコードを編集すると、コード・アノテーションの形で追加のフィードバックを提供するようになった。例えば、プロジェクトで使用されたメソッドの回数は、そのメソッドの上に表示され、ポップアップバブルが追加の詳細を提供する。これらの詳細は、ソースファイル内に実際にあるわけでなく、編集中に画面上にライブで提供される。同様に、テストメソッドはアノテートされて、その成否をテストメソッドの定義にインラインで、より速くグラフィカルなフィードバックを提供する。最後に、マウスでメソッド上をホバリングすると、ソース管理のコミットメッセージがそのメソッド用に表示することができる。例えば、メソッドの上にマウスをホバリングすると、最新のバージョン履歴が表示される。4/1にバグ修正のために編集、3/29に新機能の追加するために編集、など。
興味深いことに、Harryが言うには、VS2013がすでに現在の状態では十分に安定していて、“go-live”のラベル付け出来るほどだと、Microsoftは考えている。またMicrosoftでは、本番環境でそれが使用されていることを指摘した。VS2013がVS2012のリリースから、余り離れておらず、それがすでにこのようなレベルに安定していることを考慮すると、今やVSは連続的開発の下にあることを示唆している。これは、Microsoftに、新しいメジャーリリースがビジネスあるいは開発要求のいずれかに基づいて保証されたときに、任意に決定できる能力を提供する。
この速い導入サイクル対してユーザーをサポートするために、プロジェクトのラウンドトリップ 機能がVS2013のために維持されると、Harryは言う。これはあらゆる種類のプロジェクトに動作しないが、大半はサポートされると期待できる。これが意味するのは、VS2010で作成したプロジェクトをある開発者はVS2013で編集でき、別の開発者はVS2010で編集できる、ということである(VS2012のプロジェクトもVS2013下で同様の動作する)。以前のように、新しい版のユーザーは、新しい版固有のフィーチャを導入しないことが必要である。それらが古い版との互換性を壊す可能性があるからだ。
C++11のサポートレベルに関する情報は、Buildでリリースされる。それ自体は正式な約束ではないが、HarryはVSの次のメジャーリリースで長い間要望されてきたチームプロジェクトの名称変更機能を提供する、という強いコミットメントをくれた。(それは遅くともVS2013+1だろう。)
VS2013は、現在のVS2012の要件と同じでWindows 7以上が必要になる。