Agile AllianceはAgile 2013カンファレンスの基調講演者とトピックを発表した。
このカンファレンスでは3つの基調講演が行われる。Abhi Nemani氏、Tim Lister氏、Gene Kim氏がスピーカーだ。
カンファレンスの議長であるKent McDonald氏は次のようにいう。
最も先進的な組織のソフトウエア開発の実践者を今年のカンファレンスに招待できることをうれしく思います。アジリティの力の利用の仕方を素晴らしい基調講演者の3人が共有してくれるでしょう。
この3つの基調講演にはとてもわくわくしています。今年は組織がどのようにアジャイルの価値とテクニックを身につけるのかについて話してくれる人を探していました。それぞれ独自のポジションで活躍しているAbhi Nemani氏、Tim Lister氏、Gene Kim氏が講演を行ってくれることで全く異なる3つの視点の基調講演が提供できることになりました。各氏とも独自の視座から広い視点で話してくれるでしょう。
Abhi Nemani氏はCoding for America (CfA)のChief-Of-Staffだ。CfAは21世紀の政府を再発明することを目的とした非営利法人で、氏はCfAの戦略的開発と成長を指揮し、新しいプログラムを開発したり、市民のためのスタートアップアクセラレータを立ち上げたり、複数の都市を繋いで恊働を実現するCfA Peer Networkを構築したりしている。氏は基調講演で、社会をより良くするためのソフトウエア開発の事例を発表し、CfAで活動しているチームや彼らがこれまでに解決した問題について話してくれる予定だ。氏の講演は"Coding for America: How Agile and Lean are disrupting government - and why they need to"と題されている。
Tim Lister氏はAtlantic Systems Guild, Incのプリンシパルだ。氏はコンサルティングや講師、著者として活躍している。現在は、リスクマネジメントの手法を使ってソフトウエア開発プロセスを構築することに注力している。Tom DeMarco氏と共著で“Waltzing With Bears: Managing Software Project Risk.”を出版し、今年の夏には共著の“Peopleware: Productive Projects and Teams,”の第3版が出版される予定だ。また、“Adrenaline Junkies and Template Zombies: Understanding Patterns of Project Behavior.”の共著者でもある。氏は基調講演でこの40年間のチームのダイナミクスの変化について説明し、協力関係を生み出す上で現れている新しい課題に光を当てる予定だ。氏の講演は"Fourty Years of Trying to Play Well with Others"と題されている。
Gene Kim氏は受賞歴のあるCTOであり、研究者、著者でもある。“The Visible Ops Handbook”、“The Phoenix Project: A Novel About IT, DevOps, and Helping Your Business Win.”など3冊の本を出版している。氏は今までに大手インターネット企業で開発フローの改善やIT運用プロセスの厳格化などの業務に携わってきた。基調講演では、ハイパフォーマンスなIT組織がどのように優れたサービスレベルと素早い新機能提供を両立させているのかについての氏の現在の研究から明らかになったことを披露してくれる予定だ。氏の講演は題して"Why Everyone Needs Devops Now: A Fourteen Year Study of High Performing IT Organizations"。
主催者側はライトニングトークの案について投票を求めている。より技術に注目したライトニングトークを求めているようだ。McDonald氏曰く、
Agile2013に出席する技術的知識をお持ちの方はぜひシェアしてください。もっと多くの技術的なトピックのライトニングトークをやりたいと思っています。素晴らしいアイディアや知見を持っているなら、どうぞ申し込んでください。