RevealでiOSアプリをデバッグする
Itty Bitty AppsRevealをリリースした。これはiOSアプリをランタイムでデバッグ、修正するためのユーティリティだ。Revealがアプリに接続することで、開発者は各種UIパラメータを編集し、即座にアプリのUIに反映させることができる。FireBugでHTMLページをデバッグするのと同じように、コードの書き直しやアプリの再ビルド、再デプロイなしに、iOSのUIのデバッグと修正が可能になる。
RevealはMac OSアプリであり、パブリックベータ版をフリーでダウンロードすることができる。iOSアプリをデバッグするため、開発者はまず、インストールに含まれているRevealのフレームワークをアプリにリンクする。次に開発者は、Revealがスキャンしたアプリのうち、どれに接続するかを選択する。アプリにつながると、RevealはそのアプリのUIを、大量のパラメータと設定とともに表示する。開発者は見栄えと振る舞いが希望通りになるまで、UIをインスペクトして設定を変更することができる。今のところ、レイアウト制約はサポートされていないが、Revealのサポートによれば将来のリリースで計画されているという。Revealは、iOSシミュレータ上で動作するアプリ、実際のデバイス上で動作するアプリ、どちらでも使うことができる。インストール作業は数分で完了する。
UIパラメータのインスペクト以外にも、Revealは複雑なUI階層を3Dビューに展開して表示することができる。これにより開発者はUIコンポーネントの階層を簡単にチェックでき、そこに含まれる特定のUI要素を選択することができる。さらに、デバッグを簡単にするため、一部のUIのみに注目して、残りのUIを見えなくすることもできる。
Itty Bitty Appsは顧客向けのモバイルアプリを開発する会社で、オーストラリアのメルボルンを拠点としている。当初、Revealは内部開発ツールとして始まったが、今ではそれが製品になった。