Senior Program ManagerであるPratap Lakshman氏は、最近終了した//Build in San Fransisco でVisual Studio 2013 Previewが提供する様々な診断ツールの使用法をデモした。それらは、XAMLベースのWindows Storeアプリの開発に関わる様々な側面を計測するのに役立つ。
氏によると、アプリの悪い評価の約75%は、その主因がフリーズで、次が70%のクラッシュである。55%のアプリが遅い応答で、悪い評価の50%がアプリによる高バッテリー使用量を指している。彼は、ユーザーはアプリの品質と一緒に一貫したパフォーマンスを求めている、と言っている。
彼は更に、モバイルアプリが満足に動くためには、それは速く、滑らかで、効率的であるべきである、と詳しく述べている。高速は、アプリの起動、ページナビゲーションを意味し、滑らかさは、スクロール、パニング、アニメーションに関連した側面が主である。効率さは、電池の寿命とメモリ使用量を指す。彼は、開発者にプロファイルデータの分析に関する詳細な反省会を行うよう、助言している。
Pratapによれば、パフォーマンスと診断ハブがVisual Studio 2013サーバーにプロファイラ用の単一のエントリーポイントとして含まれている。更に、ヒットテストとラスタライズのためのビジュアルツリーを構築し、ビジュアルオブジェクトをプリミティブにレンダリングすべきである。彼は、複雑性を低減し、vsync ケイデンスで画面コンテンツをアップデートすることを提案している。
セッションではまた、長々とアプリシナリオでエネルギー欠乏するセグメントを発見する新しいエネルギー消費ツールについて議論された。これはパワー測定用のハードウェアは使わずに、ソフトウェアによるパワーモデルを使って、リソース使用量を見積もられたエネルギーにマッピングすることで行われる。それはCPU,ディスプレイ、ネットワークのような主要なシステムリソースによるだいたいのエネルギー消費量を見積もり、リソース使用法を最適化して、アプリのエネルギー効率を上げるのに役立つ。
彼がセッションで特に言ったのは、アプリのエネルギー消費は、LCD, LED, OLEDのようなスクリーンのタイプとカラーコンテンツやアニメーションのような設計上の選択に依存する、ということである。それはまた、有線、無線、2G, 3G、4Gのようなネットワークタイプによっても変わる。