Agile 2013カンファレンスで作家でありコンサルタントであるTimothy Lister氏が"40 Years of Trying to Play Well With Others"というタイトルの基調講演を行った。内容はAgile AllianceのLearning Centreのサイトで確認できる。
Lister氏は"Peopleware"の著者のひとりである。同書はソフトウエア開発の人間の側面に光を当てた最初の本のひとつだ。基調講演では共著者であるTom DeMarco氏もビデオ出演し、アジャイルマニュフェストが書かれたときに、蔓延していたソフトウエアのさまざまな問題に対して、アジャイルがどのように対処してきたかを語った。
Lister氏は40年のキャリアから学んだ9つの主要な点を紹介した。どの点にも、氏自身の実人生の物語があり、物語を絡めて紹介するのにも理由があった。紹介されたのは下記のようなトピックだ。
- 面白いからコードを書き始めた。つまらなくなったら、行動を開始するべき
- ソフトウエア開発は優れて知的な活動だ
- 自分より優れた人に囲まれるのは本当に素晴らしい幸運なことだ
- 多くのプロジェクトで最も重要なのはチームを組むこと
- アジャイルマニュフェストは2001年にサインされたが、多くの人々が種をそれ以前に種を撒いていた
- 考えや意見を精錬するには書くのが一番
- このカンファレンスはアイディアを堅い頭から取り出すためにある
- 死んだ魚のプロジェクトは常に失敗する。死んだ魚のプロジェクトを復活させようとするのは見当違いで無駄
- 仕事がつまらないなら、足を使え
- 人生は短い。自分のキャリアを作ること
氏は次のように結論付けている。
2001年からアジャイルは長い時間をかけて長い道のりを歩んできました。
このバスに一緒に乗りましょう。あなたの友達もいっしょに。