フリーの.NET逆コンパイラdotPeek 1.1が先日,JetBrainsからリリースされた。逆コンパイルしたアセンブリをVisual Studioプロジェクトとして保存可能になった他,ナビゲーションや逆コンパイル機能が拡張されている。逆コンパイルしたソースからプロジェクトを生成した後も,dotPeekを終了せずにプロジェクトをブラウズすることが可能だ。
最新リリースには,番号付き(10箇所まで)および番号なし(制限なし)のブックマークを設定する機能がある。コードビューの任意の場所に番号付きマークを設定して,後で簡単にそこへ移動することが可能になった。
dotPeek 1.1には,セッションを越えて状態を保存する機能も含まれている。ウィンドウのレイアウトやアクティブなツールウィンドウの状態,ロードしていたアセンブリや最近オープンしたファイルなどの情報の復元が可能だ。BAML逆コンパイルや非同期メソッド,ラムダとLINQ式,イベントなどのフィールドにも対応する。
ナビゲーションも改良されている。ファイルやシンボル,型へのナビゲーションをひとつのメニューから行う"Go to Everything"が追加された。また今回から.MSIインストーラパッケージに加えて,32および64bit用実行形式のインストールパッケージも提供される。
これまで述べた機能以外にも,シンタックス強調表示,インスタンスチェーン,シンボル参照に関する正確な検索などの機能がサポートされている。